ポール・マッカートニーのファンサイト(非公認)。ポール・マッカートニーやビートルズの最新ニュース、アルバム・楽曲の解説、ライブ・ツアー記録、新譜・テレビ放送等。

アルバム「New」(2013年) 関係者発言

アルバム「New」(2013年) 関係者発言


「楽曲の性格が多種多様だね。もともとは試しに1曲を異なるプロデューサーで制作してみて、誰が今回のアルバムに向いているかを判断するつもりだったんだけど、結局みんな気に入ったので数曲ずつ全員と仕事をすることにしたんだ。みんな個性が素晴らしいし、全員アプローチが違うからね。」(ポール・マッカートニー)


新アルバムのタイトルは「NEW」、新しい曲、新しい試み、新しい姿勢、新しい演奏方法、すべてが新しいんだよ。

皆に気に入ってもらえたらと思う。曲や、僕の歌い方や、演奏など気に入ってもらえたらいいね。そして聴いた人に喜びをもたらせるようなアルバムであると望んでいるよ。それが実現したら嬉しいね。

6年かかった理由は、途中で他のプロジェクトをやったからだ。いろいろなオファーがくるからね。良いオファーならイエスと言う。面白いと思えばすぐに引き受ける。例えば、「ニューヨーク・シティ・バレエのために曲を書いてもらえますか?」と言われた時、イエス!だった。やりたかった。時間もかかった。また以前から父親の世代が愛したスタンダートを録音するということも考えていた。子どものころに聴いて育った曲の数々。特別な愛着があるんだ。父親との思い出、子供のころの思い出。僕にとって特別、あの頃が甦ってくる。それをアルバム『キス・オン・ザ・ボトム』でやった。それにも時間がかかった。ツアーもやったし。その間にちょっと時間ができたので、今が新作アルバムをやる時かなと思ったんだ。

最初は、4人のプロデューサーを起用した場合どんなことがを可能か知りたくて、試しにスタジオに入ろうと思ったんだ。一緒にやってみて彼らの作業ぶりをみたとき、4人とも凄く面白いと感じたんだよ。それぞれ異なる理由でね。ポール・エプワースは実験するのがすごく好きで、スタジオに行くとアイデアがすでにあって、それを試してみる。マーク・ロンソンは、僕の曲をベターなサウンドにしたり、ベターなパフォーマンスを引き出しながらやった。イーサン・ジョンズとはとても自然体で歌いそのまま録音した。心配になって、「あれでいいのかい。ヴォーカルは大丈夫?」ってきくと「完璧だ」って。ジャイルズ・マーティンの場合は、何度もテイクをやって曲を完成させていく。4人とも一緒にレコーディングするのが楽しかった。それでそのまま4人全員を起用することになったんだよ。

僕にとってNEWには沢山の意味がある。孫がいるが、彼らのいう事すべてが新しいんだ。子どもの言うことには毎回驚かされるばかりだよ。また、10歳の娘がいるんだけど、彼女の言うことも何もかもが新しい。先日も「パパ、アルバムのタイトルのNとEとWにはそれぞれ終止符を入れるべきよ」って言われたんだ。それで「なぜだい?」ってきいたんだ。そうしたら、「終止符をいれたら、これは何の短縮形か?」って質問されるからだよって。それで僕は「では“N.E.W”は何の短縮形なのかい?」と尋ねたんだ。そうしたら娘は「Numerous Epic Words(数多くの広大な言葉)!」だって。びっくりしたね。まさに新しい驚きだったよ。(ポール・マッカートニー)


「大げさなものじゃなかったよ。“スタジオに入って何日かやってみよう。音楽プレイして楽しんで、どんなものが出来るか見てみよう”って感じだった」「彼が最初に言ったのは、“どうしたい?”ってことだった。僕は“ドラム・マシーンでパーカッション・ループを作ってみよう”って答えた。彼は“いいね! そうしよう!”って、“ノー”なんてことは一度も言わなかったと思うよ。これって、彼がどんなアーティストなのか象徴してる。彼はいつも、新しいことを試したいって思っているんだ」
「マイクを何本か立てて、4時間くらいのうちにものすごくいいトラックができちゃったんだよ。確か、最初のテイクと2回目の間に編集をしてみたんだけど。とんでもない雰囲気のよさがあって、なんかいろいろ喚起される音で、歌詞も面白くて、パフォーマンスも素晴らしかったんだ。それからちょっと実験を始めて、ぼくがいろいろサイケデリックな効果を入れてみたんだよ。一緒にやってて楽しいんだ。『あれもやったら? これもやったら?』って一緒にいるだけでインスピレーションを受けまくるんだよ」「ポールがベースのシールドをアンプに差し込んで、アンプの前にマイクを設置して、コントロール室に戻ってフェイダーの音量を上げると(あのポールのベースの音が)そのまますぐにスピーカーから出てきたんだよ。僕が手を加える必要はまるでなかったんだ! 僕にとってこれは最大の発見の一つだったね。やっぱり人はエフェクターとか機材とかにものすごくこだわりがちで、確かにそういうものも重要なんだけど、でも究極的に言うと、『リヴォルヴァー』のベースのサウンドはただのポールなんだよね。ポールになにを弾かせたとしても、ポールはポールのあの音を出してくるんだよ」(イーサン・ジョンズ)


「彼から依頼の電話があったんだけど、ちょうど僕自身の結婚式の週末だったから、完全に上の空だったんだ。他のことで頭がいっぱいだったんだよ。自分の結婚式とかね」
「それから10日後、ハネムーンの最中に、“ヤバい!ポール・マッカートニーに電話するのを忘れてた!”って思い出したんだ。それって、かなりバカげた発言に聞こえるよね」「いつか一緒に仕事をしたいという思いを、僕は潜在的に彼の頭に植え付けていたんだんだと思う。彼もそのアイデアに関心を持ってくれたんじゃないかな」「それから数ヶ月後、彼から電話があって、“ヘイ、スタジオに来てみないか?”って言われたんだよ」
「一瞬で名曲と分かるような曲だったんだ。“ぜひあなたとこの曲を手掛けさせてほしい”って言ったよ。そんな感じで始まって…それはクソ素晴らしい曲を作るまでの過程を学ぶことのできる、マスタークラスのようだった。彼の頭がどのように回転するかを見ているだけでね」「彼がいまだにあんなにもインスパイアされているということに、間違いなく驚かされたよ。スタジオに居る間ずっとアイデアにあふれていて、すごく刺激を受けた」
「ポールはあらゆるタイプの音楽を作ってきた…。だから、新曲を画期的といえるかどうかわからない。でも、素晴らしい曲だ。僕はただ、彼が探しているサウンドを加えようとしただけだ」「(マッカートニーとのコラボは)ハーモニーやサウンドのレイヤー、アレンジメントといったプロダクションのマスター・クラスを受けたようなもの。彼のアイディアはスゴイよ」(マーク・ロンソン)


「いっつもこれには悩まされるんだよね。事実としては、いつだって内情を知っている人はほんとに限られた人たちだけで、他の人たちがいろいろ分析をしたがるということで、それは別に問題ないんだよ。だけど、まるで見当違いなことを言われても、それとずっと付き合っていかなきゃならないということがあるんだよね。この間も言われてこれには恐れおののいたんだけど、こういうことだったんだよね。『要するにジョンが賢いやつで、あなたがかわいいやつで、リンゴがおかしなやつで、ジョージなスピリチュアルなやつだったってことよね』ってね。それでぼくは(深いため息をついて)『うーん、そういうことなんだよね、まさに』って答えるしかなくて。
「サムが『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』の脚本を持ってぼくん家に遊びに来たことがあって、あれこれ話し込むことになったんだよね。それで『いいね、ちょっとその映画の話を聞かせてよ』ってけしかけたら、ジョンが残忍で意地の悪い云々ってことになってて、『ちょ、ちょ、ちょっと待ってよ!』みたいな。『ぼくがみてきたジョンはそんなやつじゃないよ! この脚本を書いたやつは現場にいなかったんだから、これは伝説と伝聞にしかもとづいてないってことだよ……』などなどと言ったんだけどね。
あるいは映画の中でジョンとジョンの友達たちはバスの天井に飛び乗ったりするんだけど、ぼくたちはそんなことしたことないんだよ。するとサムは『でも、シーンとしては最高だからさ』と言うんだよね。だから、もうこう言わざるを得なかったよ。『あのさ、サム、こういうことで合意しよう。これは映画であって、実際の人生とはまるで違う、ただの映画だと。これは現実ではなくて、現実について扱った映画だ』とね」(ポール・マッカートニー、「Early Days」について)

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