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ポール・マッカートニー日本滞在記 2013年11月11日(月) 日本ツアー初日・追加公演 京セラドーム大阪

ポール・マッカートニー日本滞在記 2013年11月11日(月) 日本ツアー初日・追加公演 京セラドーム大阪

11月11日(月)、11人がポール・マッカートニーに会える!企画 というのがありました。11人は京セラドーム大阪に13時に集合だったようで、おそらく、サウンドチェックが終了してから面会するものと思われます。

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京セラドーム大阪の1階には、ツアー機材運搬用トラックが停まっていました。

ポール・マッカートニーのバンドメンバーは、15時前に、宿泊している大阪市内ホテルを出発。ポール・マッカートニー自身は、15:50頃に出発したようでした。

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サウンドチェックに入場できるVIPチケットホルダーは、13:30~14:30までにチェックイン、それから入り口付近で待機、ようやく15:30頃に中に案内されました。

サウンドチェック参加者へのおみやげは、VIPパス、ツアーパンフ(赤青グラス付き)、Tシャツ、ポスター、500mlミネラルウォーター。ツアーパンフとポスターはグッズ売り場で売られているものと同じです。TシャスはSサイズのバックプリントなしですが、グッズ売り場で販売されているものは、バックプリントがあるようです。

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ポールは大阪市内の宿泊しているホテル「ザ・リッツ・カールトン大阪」から京セラドーム大阪に向かう車中で、FM COCOLOのメメさんによるインタビューを受け、その様子はFM COCOLOで生放送されました。


【インタビュー内容】 ※逐語訳ではないので所々正確な訳ではないです。

(メメ)ハロー、私の名前は、、、えっと、
(ポール)調子はどうだい?
(メメ)元気です! 今日はいくつか質問をしたいと思いますが、私って本当にポール・マッカートニーと話しているの?
(ポール)今朝、鏡を覗きこんだら、確かに「彼」だったので、そうじゃない?
(メメ)おお、心臓がバクバク言ってて、おかしくなりそう! インタビューする前に、ちょっと深呼吸していい?
(ポール)大きく深呼吸ね。
(メメ)OK。日本、大阪にようこそ!
(ポール)ここに戻れてきて嬉しいよ。
(メメ)私達、11年間も待っていたんですよ。長かった!
(ポール)戻ってきてよかったよ。
(メメ)どこにいるか聞いてもいいですか?
(ポール)車の中にいるよ。ホテルを出て、ドームに向かっているんだ。
(メメ)京セラドームに向かっているんですね。
(ポール)そう、大阪ドームだよ。
(メメ)OK。今日の調子はどうですか?
(ポール)ものすごくいいよ!
(メメ)お昼ごはんは、何を食べたのですか?
(ポール)朝食を食べて、ジムに行って、それからホテルでおいしいお昼ごはんを食べて、それから「シアツ」マッサージを受けたよ。 日本のマッサージ。
(メメ)シアツ! よかったですか?
(ポール)うん、ちょっと強かったけどね。
(メメ)強いのが好き何ですか?
(ポール)ああ、マッサージ体にいいからね。
(メメ)たくさんの人が聞いていると思いますが、日本のどこが好きですか? 国内では大阪とか他のところ、どこを巡る予定ですか?
(ポール)日本って、ロンドンやニューヨークとは違う文化があるので、いろいろと訪れるのを楽しみにしているよ。みんなに会うのも楽しみにしているし、みんなフレンドリーだしね。機会があれば田舎にも行ってみたいね。相撲もちょっと見ていたい。
(メメ)今回、日本をツアーに含めて理由って、特にあるんですか? 震災の被災者に何かしたいとか?
(ポール)日本は来ようと思って何回か計画したんだけど、日本って震災とかいろいろとあったので、ロックンロールで、みんなの顔に笑顔を届けに来ようと思ったのさ。
(メメ)今ここに、ニュー・アルバムがあるんですけど、今晩、このアルバムから演奏する予定ですか?
(ポール)ニュー・アルバムから4曲演奏する予定だよ。初めて演奏するよ。
(メメ)日本で初めてってことですか。
(ポール)そう、日本で初めてだよ。大阪はプレミアショーになるよ。
(メメ)いいねえ! ああ、そう!
(ポール)「アアソウ!」
(メメ)あなたのコンサートはいつも素晴らしいのですが、何か特別なことを今回する予定ですか?
(ポール)今は何も言えないけど、サプライズがあるかもよ。
(メメ)今あなたは71歳だけど、とても若くてエネルギッシュ、活動的ですよね。若くて活動的に保つ秘訣ってあるのでしょうか。
(ポール)いやあ、そうでもないけど、ジムに行くのが好きだったり、学生時代は好きではなかったけど今は好きになったよ。仕事が好きなこと、それと、ずっとベジタリアンだからじゃないかな。健康にもいいし、環境にもいい。でも本当のところは何故か分からない。自分のやっていることが好きだし、それが主な理由じゃないかな。自分の好きなことが仕事にできて、ラッキーだよ。これって、生きやすいことだよね。
(メメ)あなたって、女性にとって常に魅力的です。
(ポール)ワオ!
(メメ)日本の貧弱な男性にアドバイスを。どうやったらあなたのように魅力的になれますか。
(ポール)うーん、よくわからないけど、言えるのは、礼儀正しく、女性のことを気にかけて、女性も男性と同じように権利があるというのを理解する、ちょっとは甘えて、それと、面白い人でいること! 女性って、これ好きだよね。あと言いたいけど、ラジオで言えないな。
(メメ)あとで聞こうかな。FM COCOLOは日本のラジオ曲で唯一インタビューできた放送局です。あなたやビートルズとともに育ったファンにスペシャル・メッセージを!
(ポール)ちょっと電話が遠くて聞こえにくいけど、・・・、もう1回質問を。あ、OK。ハイ、ファンの皆さん。あなたのために曲を届けたいと思います! 是非コンサートに参加して下さいね。ニュー・アルバムのNEWも聴いて下さい。これからもずっと、ファンのために永遠に音楽を作り続けます!
(メメ)永遠に! 音楽のヒーローだったあなたにインタビューできるとは思いませんでした。あなたに告白することが。I Love You。
(ポール)おお、、、
(メメ)あなたにインタビューできるので、昨晩は興奮して、一睡もできませんでした。
(ポール)それじゃあ今日はよく寝られるね。
(メメ)FM COCOLOがインタビューできてよかったです。ありがとう。食べ物、ショッピング、相撲、残りの国内の滞在を楽しんで下さい。
(ポール)こちらこそありがとう。リスナーみんなにKISSと愛、感動を。聴いてくれて、インタビューしてくれて、そしてスタッフもありがとう。いいショウを届けます! We’re gonna rock!
(メメ)またFM COCOLOに出演して下さい。ではニュー・アルバムからのタイトル曲を。この曲のタイトルは?
(ポール)NEW!


ポール・マッカートニーは16:10頃に登場。

※サウンドチェックは、冒頭15分間は、コンパクトカメラによる撮影が許可されています。

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【サウンドチェックのセットリストと演奏楽器】

Les Paul
1.Matchbox
2.Blue Suede Shoes

Hofner Bass
3.Listen To What The Man Said

Piano
4.Celebration
5.C Moon

Acoustic Guitar
6.Every Night
7.Things We Said Today

Ukulele
8.Something

12 Strings Guitar
9.Everybody’s Out There

Epiphone Texan Acoustic Guitar
10.Bluebird

Magic Piano
11.Lady Madonna (short version)

【サウンドチェック・レポート】

バンドメンバーのウィックス(キーボード)が15:40頃に先にステージ入りし、キーボードの音出し。14:00頃からキーボードの音が聞こえていましたが、どうやら、ウィックスが先に会場入りして、入念にキーボードの音出しをしている様子だとのことでした。

ウィックスのあと、順次他のメンバーがやってきて、ポール以外のメンバー全員が揃うと、ジャムセッションの始まり。バンドメンバーだけの演奏が約10分間続き、しばらく休止。ポールのツアークルーが、ポールの楽器のヘフナーやレスポール・ギターを触っていて、しかも、左利き用の楽器を右に抱えて触っていたりするので、すごく違和感あり。

サウンドチェッカーズにとっては、この間の待ち時間が長く感じました。思えば、午後1時半から受付が開始、3時半頃までドーム内の通路で待って、ようやく内部に案内。それから4時10分頃に、やっとポール・マッカートニー登場。受付から3時間半ほど待ったことになります。

ポールは、「こんにちは、こんばんは、Hi Shelley, Hi, … (スタッフの名前数名)」と挨拶。
スタッフとマイクを通してしゃべっているようで「2 new video screens. Finish 10 minites before 5 pm」とか言っているようでした。

ポールのサウンドチェックではお馴染みMatchboxから開始。間奏部分はポールのリード、ラスティのリード、そしてキーボードのウィックスのキーボードソロも入りました。
「Thank you, Osaka, Japan, Lovely」というメッセージを発し、間髪入れずにBlue Suede Shoes。この曲もサウンドチェックではお馴染みの曲になりましたが、ポールの録音としては公式発表されていません。少しスローなブルージーなアレンジ。この曲でも間奏一発目はポールのソロギター。今回のツアー曲目ではポールのソロが登場する機会が少ないせいか、ポールも思う存分弾いている模様。二回目の間奏はラスティのリード・ギター。続いてウィックスのオルガンソロ。

この曲が終わると、サウンドチェッカーズから「ポーーール!」という掛け声の嵐。ポールも真似して「おおーー」と返していました。

楽器をヘフナーベースに持ち替えて、Listen To What The Man Said。初日サウンドチェックでこの曲をやるということは、本番でもやるだろうと確信しました。
ヘフナーベースでの曲は1曲だけ。ポールは奥のグランドピアノに移動。この曲もサウンドチェックではお馴染みとなったCelebrationを演奏。最後のリフレインだけ歌詞を付けて歌っていました。曲が終わって「Thank you, classic lovers.」2010年のカーディフ公演でも同じこと言ってたっけ。
そしてC Moon。ポールのサウンドチェックといえばこの曲と言うくらいよく演奏されている曲。この曲が終わったあと、ポールは「l can see you.」と言って、サウンドチェッカーズのボードを読み上げました。「Thank you for coming to Japan.」というボードを読み上げたあと、日本語で「アリガトウ! オッス!」と。

アコースティックギターにうつって、Every NightThings We Said Todayと演奏。Every Nightはサウンドチェッカーズの受けがいい。やっぱり、こういった本番で演奏されないソロ時代の曲を望んでいる人が多いみたいです。

ウクレレにうつって、Something。それから、今回のツアーで初披露されたギブソンの12弦アコースティックギターで「ニューアルバムが日本で一位になってありがとう! ニューアルバムからの曲で日本で初めて演奏する」と言って、Everybody Out Thereを演奏。

エピフォンテキサンのアコースティックギターに持ち替えて、本番では滅多に演奏しないウィングスの曲Bluebird。このギターは本編ではYesterdayでのみ使われますが、最初から一音下げでチューニングされているため、演奏される曲が限られます。今回ツアーのサウンドチェックでも、YesterdayかBluebirdくらいしか演奏されていません。
ドラムのエイブが、カウベルの音を何度も叩いて確かめていました。

最後のマジックピアノでは、Lady Madonna。間奏から最後のフレーズに飛ぶショートバージョン。この曲でサウンドチェックは終了。
ポールは「See you tonight!」と言ってステージを去っていきました。この間、約40分。あっという間のサウンドチェックでした。


 

DSC09904ちなみに、本日のアリーナ座席位置。

DSC09976会場の京セラドーム大阪

DSC09974当日券も販売されています。

DSC09973グッズ売り場です。13時過ぎ頃から販売されていたようです。

本番は、当初予定より10分遅れの19:10頃に開始。約2時間半、21:40頃まで演奏は続きました。

本日のセットリストです。8月までのツアーに比べて、ニューアルバム「NEW」からの新曲4曲「Save Us」「New」「Queenie Eye」「Everybody Out There」が追加。その代わり、「Junior’s Farm」「Your Mother Should Know」「Mrs. Vandebilt」がオミットされました。

1. Eight Days A Week
2. Save Us
3. All My Loving
4. Listen To What The Man Said
5. Let Me Roll It
6. Paperback Writer
7. My Valentine
8. Nineteen Hundred And Eighty Five
9. The Long And Winding Road
10. Maybe I’m Amazed
11. I’ve Just Seen A Face
12. We Can Work It Out
13. Another Day
14. And I Love Her
15. Blackbird
16. Here Today
17. New
18. Queenie Eye
19. Lady Madonna
20. All Together Now
21. Lovely Rita
22. Everybody Out There
23. Eleanor Rigby
24. Being for the Benefit of Mr. Kite!
25. Something
26. Ob-La-Di, Ob-La-Da
27. Band On The Run
28. Back In The U.S.S.R.
29. Let It Be
30. Live And Let Die
31. Hey Jude

Encore1
32. Day Tripper
33. Hi Hi Hi
34. Get Back

Encore2
35. Yesterday
36. Helter Skelter
37. Golden Slumbers/Carry That Weight/The End

【コンサートの写真 Jash撮影】

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【コンサート・レポート by Jash】

約1ヶ月前の追加公演の発表で、今回の日本公演の初日となりました。追加公演は完売していなかったものの、約36,000人の観客が入ったということで、開演前の京セラドーム大阪の外は人でいっぱい。

会場内もスタンド上段まで観客が着席しており、ほぼ満席。スタンド上段のステージ横にあたる位置の席は、黒いシートが被せられており、そこまでは席が埋まらなかった模様。

開演30分ほど前から、ポールのソロ時代の曲をリミックスした音源や、ビートルズのカバー曲が会場内に流れており、ステージ横の巨大な2つのスクリーンには、ビートルズ時代やウィングス時代のポールやウィングスのバンドメンバーの写真がコラージュされた映像が下から上にスライド形式に流れていました。後半はライブでやらないようなウィングスやソロの曲が中心となっており、「With A Little Luck」「No More Lonely Nights」「Temporary Secretary」「Coming Up」などが流れていました。スクリーンの絵がコラージュ写真からヘフナーベースの絵に変わり、低い男性のボーカルでビートルズの曲「The End」のエンディング部分がスローで流され、一気に会場内が暗転したと思ったら、ポール・マッカートニーがヘフナーベースを抱えて、ステージの下手(観客側から左側)から登場! 会場内のボルテージが一気にあがりました。

ポールの衣装は臙脂色のジャケット。ドラマーのエイブのハイハットによるカウントで、ポールが左手を上げ、Eight Days A Weekの開始。ここ京セラドーム大阪は音響がいいようで、ポールが弾くランニング・ベース音がはっきりと聞き取れるところが嬉しい。「Hold me, love me」の部分はポールはジョン・レノンが歌っていた下のパートを歌う。最近のポールのツアーでは、こういった歌う箇所の上下の入れ替えというのが時々あります。

MCなしで立て続けに、ニュー・アルバムからの曲Save Us。オリジナルはドラム以外の楽器はポールが弾いていますが、今回はもちろんバンド演奏なので、ロックなギターリフはラスティが担当。この初日公演は、ファンにとって何が嬉しいかというと、10月にニュー・アルバム「New」が発売されてから初めてのツアーで、新曲のライブ演奏が楽しめるということと、セットリストが予想できないということ。コアなファンなら、最近のツアーのセットリストが頭に入っていますが、今回は、次に演奏される曲が分からないため、ワクワクできるということ。夏のツアーまでは、ここの位置で「Junior’s Farm」が演奏されていましたが、同じようなロックの曲調の曲をここにもってきたことによって、「Junior’s Farm」の演奏がないなと感じてしまったのは少し残念でした。

Save Usの「マイドー、オオサカ! タダイマー!」と日本語で挨拶。「タダイマ!」という挨拶は嬉しかったですね。そこでAll My Lovingへ。11年前と同じように、ステージバックのスクリーンに、映画「A Hard Day’s Night」からのビートルズのメンバーが駆け回っている映像が映し出されていました。

All My Lovingのあと、「コンバンハ、ニホンゴ、ガンバリマス。デモ、エイゴノホウガ、トクイデス」と日本語でMC。これには会場内、かなりウケていました。そしてListen To What The Man Saidへ。この日のサウンドチェックで演奏された時と同じオレンジ色・赤色を中心としたライティングが印象的。「find the way to go no matter what the man said…」の後のオリジナルどおりのベースフレーズを再現してくれるところが嬉しかったです。

ここで臙脂色のジャケットを脱いで、ポールはわざと裏模様を観客側に見せていました。花の模様の入った日本的な裏生地が使われていることが判明。これは西陣織の生地が使われているとのことです。ヘフナーベースから、イラスト入りのギブソン・レスポールに持ち替え。ギターをポールの元まで運んできたのは、前回来日公演と同じく、ジョン・ハメル。Let Me Roll Itのあとは続けてFoxy Ladyを演奏するのが、ここ最近(と言っても8年くらい、このスタイルですが)のポールのスタイル。演奏はいつもより長い印象。

この曲のあと、ポールはスクリーンにMCの日本語訳が出ていることを説明。翻訳のテストとして「The yellow bird flew over the green treetops」と。前回の日本公演ではもっと簡単な英語(犬がバナナの上で滑ったとか)でも誤訳があったものの、今回はほぼ正確な訳。ポールが古くから愛用するギター、エピフォン・カジノに持ち替えて、PaperbackWriterへ。エンディング部分はオリジナルより少し長く、ラスティーのギター・ソロを少しだけ加えていました。演奏終了時にポールはギターをアンプに近づけてハウらせようとしていました。ラスティが一瞬だけギターを裏返して、ギター裏に貼っている「ARIGATO」という文字が見えました。英語圏でのコンサートでは「THX」と貼っていたようです。

ポールはピアノに移動し、「ツギノウタハ、オクサン、ナンシーノタメデス」と言ってMy Valentine。今回ポールがしゃべる日本語が思った以上に流暢で驚かされます。コンサート開始前に専属のトレーナー(?)が付いて、ポールは日本語の特訓をしているようです。ステージバックのスクリーンには、この曲のプロモビデオが流れます。ナタリー・ポートマンとジョニー・デップの手話がスクリーンに映されました。リードギターは、ラスティがガットギターを演奏。

1985は「The next song for Wings’ fans」と言って紹介。オリジナルはイントロ部分のインストが長いのですが、今回のライブのアレンジは、すぐにポールのボーカルに突入するアレンジ。エンディング部分で、ポールがオリジナル通り高音Cのキーでシャウトする姿に感激。

The Long And Winding Road、最近のライブは少しテンポが早いアレンジ。エイブが力強くドラミングしているのですが、これが妙にバンドにマッチしている感じ。

「The next song is for my wife」と、リンダのことをしっかりと「wife」と紹介し、Maybe I’m Amazedへ。ステージバックスクリーンには、アルバム「McCartney」のジャケット裏写真のもとともなった1970年頃のポールと娘のメアリーの写真がラインアートを加えて大きく映しだされました。

ポールはステージ中央に戻り、マーティンD28アコースティックギターを抱えて、MCなしでI’ve Just Seen A Faceを演奏。この曲のビートルズ時代のオリジナルキーはAですが、ウィングス時代以降のライブでは全てキーGで演奏しているので、元々キーGでレコーディングしたのかもしれません。ドラムのエイブはブラシで演奏、キーボードのウィックスはシェイカーを振る。3番に入るところでオリジナルにはなく、少しだけ音量を落として演奏し、メリハリをつけているようでした。

このあたりはアコースティックセットとなっており、ポールが中盤にアコースティックセットをもってくるのは、ウィングス時代からの得意技。続いてWe Can Work It Out。前回の日本公演(2002年)ではポール1人だけの弾き語りでしたが、今回はバンドとして演奏。エイブが右手にタンバリン、左手にスティックを持ちながら演奏するのは圧巻です。

今回のツアーから初登場したギブソンの12弦アコースティックギターを抱えてAnother Day。1993年のツアーではセットリストに入っていたものの、日本公演からカットされ、晴れて、今回日本で初披露。キーボードのウィックスがアコースティックギターを弾いて、音的にもサポートに入っています。オリジナルでは最後のバースで、ハモリが下部にも入るのですが、今回のライブではそれがなくて、少し寂しい感じがしました。

引き続きアコースティック曲。And I Love Herで照明は赤っぽくなり、ラスティもMy Valentineの時と同じようにガット・ギターに持ち替えます。ポールはアコースティックギターをコード弾きするだけではなくて、オリジナルではジョージが弾いていたフレーズも交えながら演奏。ドラムのエイブは、オリジナルのリンゴと同じようにボンゴを叩いていました。映画「A Hard Day’s Night」の演奏シーンを彷彿とさせます。

この曲終了後、ポールはMCで「大阪の人!」「大阪以外からの人!」「日本以外からの人!」と聞く場面あり。意外と大阪からの人が少ない模様。 神戸や京都からの人は反応してないんでしょうか。海外からの人も結構いるのには驚きました。Blackbirdからのポール一人弾き語りコーナーは、ステージ前に置かれたステージのブロックがせり上がる設定。Blackbirdの曲紹介として、11年前の来日公演と同じように、南部アメリカ人の人権問題に関して応援する目的で作ったとMCで説明しました。Blackbirdのブレイクのあと、ギターの指運が少しあやしくなったのか、少しブレイクしてアドリブを加えて弾き直し。

「ツギノウタハ、ジョンノタメデス」と言ってHere Todayへ。最後の部分「And if I say~」の部分、11年の前にはなかったギターのワンフレーズを付け加えていました。この曲の終盤からせり上がったステージが下がって通常の位置へ。

このせり上がるステージ設定は、アリーナの後方の観客にとっては嬉しい設定でしたが、アリーナ前方、前から数列目真ん中ブロックでもポールが遠くに感じ、その点が少し残念でした。

マジックピアノにうつって、「新しいアルバムから!」と紹介して「NEW」。ついに出ました。今回の日本公演で絶対演奏するだろうなと思っていましたが、ここの位置に入れましたか! 日本で初披露の曲となります。アルバムに収録されているバージョンは、アウトロとしてアカペラアレンジが追加されていますが、ライブではカット。ちなみに、サウンドチェックでステージバックのスクリーンに常に掲げられていた「III三III」の形のライト、コンサート本編では、この時に初めて出てきました。しかし、セッティングがうまくいってなかったためか、少し傾いて、挙句の果てには、ライトが点灯せず。明らかにセッティングの失敗だったのでしょう。サウンドチェックでは正常に稼働していたので不思議です。

「次もニューアルバムから!」と紹介して、続いてQueenie Eye。サビの「Out!」という掛け声の部分で、ポールはマジックピアノを弾きながら、左腕を上げ、合図。それに合わせて手を挙げる観客もおり、ポールと観客が一体になりました。しかしこの合図の場所がオリジナルを聞いていないとつかみにくく、「Out!」という掛け声がないところまで手をあげていた観客が多発。バックスクリーンには、産業革命を思わせるような英国(?)のアニメーションが流れていました。曲が終わっても「People shout!」とポールは言っていました。

続いてマジックピアノでLady Madonnaを演奏。今回の日本公演サウンドチェック全日で最後に演奏されました。その時はショートバージョンでしたが、コンサートではもちろん、しっかりとフルバージョンで演奏。バックスクリーンには、前回来日公演と同じように駆けまわる女性や著名な女性の写真が映し出されました。

マーティンD28アコースティックギターに持ち替え、All Together Now。Out There Tourで初めてライブ演奏されたビートルズナンバー。この他にもYour Mother Should Knowが今回のツアーで初めてライブ演奏されましたが、この前の曲まで3曲連続でマジックピアノの曲だったので、Your Mother Should Knowの演奏は日本ではオミットかなあと思ってしまいました。バックのスクリーンに映し出されるバーバパパかスライムか、何か分からないキャラクターがかわいい。やはり子供向けの曲ということなんでしょう。ポールは2000年代後半くらいから、ビートルズ時代の曲でライブ演奏したことのない曲を積極的に取り上げるようになり、ライブ演奏されていない曲も残りわずか。と言っても、ポールメイン作曲でもあと10曲ちょっとはあると思います。この曲でウィックスがハーモニカを吹いているのが確認できました。曲によってギターやアコーディオンを弾くウィックスは何でも屋という感じですね。ポールとは1989年のツアーから一緒しているので必要不可欠なメンバーとなりました。

次にギブソンの12弦アコースティックギターに持ち替え、「サージェントペッパーズロンリーハーツクラブバンドのアルバムから」と紹介し、Lovely Ritaを演奏。オリジナルのキーAなのにキーGで演奏。ポールは、この年になってもオリジナルキーで歌い通すことで有名ですが、キーを下げているということは、レコーディング時のキーがGだったということでしょうか。バックスクリーンに流れる映像が、3Dを駆使したもの。森林の中で、正体不明の物体(すいません、何かわかりませんでした)が形を変えながら動くというもの。曲終了後は「Thank you, Rita fans everywhere」と。リタ・ファンって何でしょう?

ギブソン12弦ギターのままで、ポールがラスティの方に寄り添い、新譜からEverybody Out There。ポールはインタビューで、この曲こそ観客に一緒に歌って欲しいと言っていましたが、一緒に歌っている人は皆無でした。終盤のシャウト部分でアリーナ前列の一部は大盛り上がり。しかし客席全体の声は大きくなく、終盤のPAからのSEはしっかりと聴きとることができました。おそらく、アルバムからの音をサンプリングしたものと思われます。

再度ポールはマーティンD28アコースティックギターに持ち替え、ドラムのエイブがステージ前に出てきて、Eleanor Rigby。エイブとラスティのコーラス、ウィックスのストリングス、ポールの4人だけのステージ。この曲のあとに「オーキニ!」という大阪弁の挨拶が登場。ポールもこのフレーズを特に気に入っているようで、「I am native of Osaka」と言っていました。前回の来日時も大阪公演では「オーキニ!」という挨拶を多用していましたね。

「次の曲は、サージェントペッパーズロンリーハーツクラブバンドのアルバムから。ミスターカイト」と、Being For The Benefit Of Mr. Kite は、アルバム名は略さずでも、曲名は略していました。元々はジョン・レノンのボーカル曲であるにも関わらずポールが演奏するのは、おそらく、ベースプレイが気に入っているからと推測されます。ポール自身、こういったベースプレイの曲を演奏するのを楽しみにしていると語っています。エンディングは再度サビの一部を繰り返して終わるパターン。

「ツギハジョージノタメデス」と言ってSomething。ジョージ!という掛け声が観客から多かったため、ポールも「We love George!」と言って応えます。最前列中央ブロックの女性陣が「ハンサム!」って言うのに応えるポールも面白い。前半のパートはポール1人のウクレレ弾き語り、後半はマーティンD28アコースティックギターに持ち替えてバンド演奏。2010年のツアーで「Ram On」がキー1つ下げで演奏されていて気がついたのですが、この曲でもウクレレはキーを一つ下げて演奏しています。後半部分のバンド演奏はオリジナルに忠実で、特に、ブライアンのベースフレーズがオリジナルのビートルズバージョンとほぼ同じでびっくりです。

「次の曲はみんなに歌ってもらいたい。Everybody! Everybody out there!」と言ってOb-La-Di, Ob-La-Da。この曲もレコーディング時はキーAで、このライブでもAで演奏。終盤部分は演奏なしで観客にコーラスを施し、ステージのバックスクリーンに客席が映し出されました。意外と歌っている人は少なかったと思います。しかしポールは「Excellent, good singing!」と出来に満足。

続いてヘフナーベースのままで、ウィングスの曲Band On The Run。ポールのライブ定番曲で、ソロのライブツアーではほとんどレパートリーに入れているのではないでしょうか。間奏部分でポールはラスティのもとに駆け寄って左足でキックする、というのも前回来日公演と同じです。後半部分からブライアンがエレキギターからアコースティックギターに持ち替えるところも同じ。

MCなしでBack In The U.S.S.R.に突入。ロシアの映像がバックスクリーンに流れる中、サブリミナル効果のように一瞬だけ「FREE PUSSY RIOT」と大きく文字が映りました。日本滞在中にロシアのプーチン大統領に向けて手紙を書いたとのことですが、近年、ロシアに対して訴えているメッセージを、さりげなく挟み込んだ形です。

Let It Beはオリジナル通りのイントロピアノ付き。「In my hour of darkness」の部分はツアーによって「In my darkest hour」と歌っていたりするのですが、今回はオリジナル通りの歌詞の歌いまわし。多くのロウソクが灯されたバックスクリーンの映像が感傷的になります。「政治家達に言ってあげたいね。Let it be」。このポールのメッセージは、どのような政治家に向けられたものなんでしょうか。

グランドピアノのままでLive And Let Dieへ。イントロ部分からブレイク、間奏に至る箇所で、一気にステージ上の煙が吹き上がり、間奏インスト部分ではステージ上に炎が上がるという演出。アリーナ前の席にいると、ステージ上の炎の熱さまで体感できるのが素晴らしいです。ポールのコンサートでウィングス時代から行われているお決まりの演出ですが、見ているとやはり盛り上がってきます。曲の終わりでは、ラスティが演じて倒れたりという、これもここ数年のライブでのお決まりの演出。

いよいよ、本編ラストのHey Jude。この曲はステージ前方に設置されたマジックピアノに移動して歌う。1年前のオリンピック開会式のハイライトで披露されたパフォーマンスを、大阪で生で聴けると思っただけで感慨深かったです。リフレイン部分は「ダンセイダケ」「ジョセイダケ」を二回繰り返し、最後は「ミンナデ!」とコーラスを施していました。観客のコーラス部分で客席がステージのスクリーンに映るというのは、前回の日本公演と同じ演出。ここで本編は終わり。

一旦バンドメンバー全員がステージ上から去りますが、数分もしないうちにステージへ戻ってきて、アンコールの開始。アンコールには「Once More!」と言ってポールは日本国旗、ウィックスは英国旗を持って登場。ウィックスが英国旗を持っているのは、他のメンバーはアメリカ人のためと思われます。Day Tripperのベースの指運が前半はハイポジション、後半からローポジションにうつっているのか印象的。

アンコール1曲目でビートルズのアップテンポ曲が出て、観客は盛り上がり、その盛り上がりのままHi Hi Hiへ。リードのスライド・ギターは、ブライアン・レイが弾いていました。どうやらブライアンがリードを弾きたがっていたために、コンサートのセットリストに残っていたとか。二番の歌詞、「with the music on」を「till the night is young」と間違えるのはご愛嬌。

「This one is for you」と言ってGet Backを演奏。この曲もブライアンがリードギター部分を演奏。最初、ブライアンのギターの音が出てないようで、ステージ上手から急遽スタッフが登場して、ギターをチェンジ。ブレイクの箇所では「Do you wanna get back? Do you wanna get back? Me, too」と言ってエンディング部分を演奏。この掛け合いも2004年頃のライブからお馴染みとなっています。この曲で1回目のアンコールが終了。

二回目のアンコールは、ポールとウィックスだけで登場。ポールが抱えるエピフォン・テキサンのアコースティックギターには、アイスホッケーのデトロイト・レッド・ウィングスのステッカーと、アイスホッケーのピッツバーグ・ペンギンズのステッカーが貼られています。デトロイト・レッド・ウィングスのステッカーは1976年ウィングス時代のアメリカツアーでデトロイトに訪れた際に貼られたもの、ピッツバーグ・ペンギンズのステッカーは、2010年8月のピッツバーグ公演の際に貼られたものらしいです。デトロイト・レッド・ウィングスはもちろんポールのバンド、ウィングスにちなんで貼ったものですが、ピッツバーグ公演の際に、ウィングスだけのステッカーじゃなくて、地元チームのステッカーも貼って欲しい、という声があったので、貼ったのだとか。本編ではYesterdayでしかこのギターは登場しませんが、話が逸れてしまいました。

「ロックしたいか?」「ロールしたいか?」と言ってHelter Skelterを演奏。まさかこの曲を70超えたポールが演奏するとは思わなかったいう人は多いでしょう。しかしオリジナルは高いキーのシャウトが続くので、さすがのポールも、高音部を避けたり間を入れたり少しアレンジして歌っていました。ポール、ラスティ、ブライアンの3人が中央に寄り添い、激しいギターリフを弾き始めるところは見ていても聴いていても圧巻です。

「モウソロソロ、カエルジカンデス」「ソロソロ、サイゴ、カエルジカンデス」と言って、最後の曲へ。観客からはお決まりのブーイング。ここで、前回の日本公演と同じく、ツアースタッフ(照明、音響)、バンドメンバー、観客に感謝の辞を「The best crue on the planet」「Fantastic band of mine, Brian, Rusty, Abe, Paul Wix Wickens!」と言うふうに述べました。ウィックスだけフルネームで紹介されていたのが不思議なところ。Golden Slumbers / Carry That Weightはポールはピアノ、The Endのドラム・ソロからステージ前方にうつり、ポール、ラスティ、ブライアンのギター・バトル。ベース部分はウィックスがキーボードで弾いています。アビーロードメドレーを演奏して終了。

「マタ、アイマショウ、オオキニ、オオサカ、See you next time!」と言って、バンドメンバー5人揃って、ステージ下手側に去っていき、そこでアリーナ前方から、赤と白の紙吹雪が舞う。この色は各国の国旗の色に倣っているようで、日本はもちろん赤と白。

これで感動的なポール・マッカートニーのコンサートも終了。規制退場となっており、そのアナウンスを読み上げる人が、ステージ上のポールがいた位置とほぼ同じところにいるのが何とも言えませんでした。

(c)Jash http://pmccartney.com 


 

【各マスメディアの報道】

 


【ポール・マッカートニーのツアークルー、スチュアート・ベルによる日記】

満を持して、11年ぶりとなる日本公演初日が遂にやってきた。ポールにとって大阪での公演は、2002年以来の3度目。僕は午前中をメディア認可の対応に費やしている —— 撮影パスや、TVスタッフ、警備担当との連絡等々 —— 駆け込みのリクエストで、いつまでたってもリストにきりはないが、こういった日々は実に刺激的だ。会場は午前中から既に熱気が漂っており、法外なほど巨大なドームの中で、ツアーの各部署が本番直前のチェックに忙しく働いている。会場を囲む道路にはファンが列を作っており、ショータイムへのカウントダウンが始まる。

その間、ここにいる全ての人が観に来ているその張本人は、ホテルに戻り、彼独自のやり方で支度中。ジムに行ったり、マッサージを受けたりしながら、待ち受ける1日に備えているのだ。ホテルを出る際、ポールは日本のラジオ局、FM COCOLOに電話出演。この日の午前中、同局の通勤時間帯の番組プレゼンターであるDJメメと話をしたら、ポールと話せると思うと興奮し過ぎて昨夜は眠れなかった、実際に実現するまではまだ信じられない、と彼女は僕に語っていた。それは確かに実現したよ。

Paul McCartney Out There tour 2013

午後4時を少し回った頃、黒塗りの超大型SUVが2台、エントランスに近づいてくる。状況を察して、ポールの乗った車が入ってくるのをゲート脇で出迎えるファンの人々。彼らは一日中待っていたのだが、その苦労は報われた。車がエントランスに止まり、飛び出すように中から出てきたポールは、喜ぶ入り待ちの人達に上機嫌で手を振りながら、「ハロー」と挨拶。それからサウンドチェックのため、真っ直ぐにステージへ。

今夜はポールにとって11年ぶりの日本公演、しかも今日は11月11日。それに掛けて、抽選で11人のラッキーなファンを招待し、サウンドチェックの後にポールと対面して一緒に記念写真を撮るという、スペシャル企画にポールは合意していた。当選者達はステージ脇に集合し、僕らは彼らをステージ裏へと案内。間もなくそこには、ポールが彼らに会いにやって来る。当選者の年齢層は、正にマッカートニー・ファン層の反映だ。最年少は11歳(偶然にも、今回の『11』というテーマにぴったり!)で、ポールの曲を聴きながら英語を学んでいるとのこと。他の10人は、ティーンエイジャーから、20代、30代、ビートルズの来日時には観に行けなかったという男性まで、幅広い。

ポールが挨拶に来て、一人一人と握手を交わし、当選者達の真ん中に入って記念写真を撮影。ポールは皆にポーズを取るよう提案する。突然泣き出したのは、20代前半の男子学生だ。通訳の説明によると、彼はとにかく感無量で、人生最高の一日だと話しているとのこと。何枚か写真を撮った後、ポールは「来てくれてありがとう」と彼らに伝え、警備担当者に促されながら楽屋に続く廊下へ。部屋を出る際、振り返って手を振るポール。当選者達は一斉にユニゾンで歓声を上げ、ハグし合ったり、興奮して飛び跳ねたりしている。

時間は間もなく5時半。ポールがステージに上がるまで、あと90分を切った。リラックス・タイム? ポールにとってはそうじゃない。ポールは現在、短期集中コースで日本語の特訓中だ。これまでのツアーをずっとリングサイド席で見守りながら、僕が学んだ一つのこと。それは、ポールは人々とコミュニケーションするのが大好きだということ、そして可能な限り最高の形でそうしたいと望んでいるということだ。観客とは地元の言葉で話せるようになりたいと考え、自分を観に来てくれた人達のために努力したいと思っている。また彼は、ライヴ中に英語でMCをしている際は、同時通訳の字幕をスクリーンに映し出してほしいと求めていた。ロックスターの要求と言えばワガママなものも珍しくないが、これは彼を観に来てくれた観客への気配りゆえだ!

授業の後は、仕事の時間。ポールは準備のため楽屋にこもる。10分後、アンティーク着物を裏地に使った華やかなワインレッドのフロック・コートを着て、廊下に姿を現わすポール。この着物の柄は、幸運と幸福を表わす吉祥文様だ。雰囲気を高めるため、彼はバンドに会いに行き、そしてステージへと向かう。

Paul McCartney Out There tour 2013

午後7時10分、彼がステージに登場すると、立ち上がる観客。僕にとっては当たり前の反応のように思えても、実際のところ日本では、スタンディング・オベーションというのはよくある出来事ではない。さらに興味深かったのは、ライヴの間中ずっと、オーディエンスが立ちっぱなしでいること。地元のプロモーターや大勢の通訳達から聞いた信頼できる情報によれば、これもまた稀なことで、観客のリスペクトと、そして彼らがいかにこの経験全体を楽しんでいるかの表われだそうだ。

Paul McCartney Out There tour 2013

日本ツアーのひとつ前に当たる8月のカナダ・ツアーで披露されたセットリストに、新たに加わった曲がある。最新アルバム『NEW』から、ポールは「セイヴ・アス(原題:Save Us)」「NEW(原題:New)」「クイーニー・アイ(原題:Queenie Eye)」「エヴリバディ・アウト・ゼアー(Everybody Out There)」を追加。これらの曲は、セットの中に完璧に溶け込んでいる。当地では今もチャート上位にある『NEW』は、プレスのレビューでも、ライヴで演奏するために作られたアルバムだと評されている。

Paul McCartney Out There tour 2013

午後9時45分、ライヴ終了。普段のポール基準では、まだまだ宵の口の感がある。南米なら通常ポールがステージに上がる時間だから、妙な気分だ! 恒例の“逃走”をする僕ら。つまり、オーディエンスが席を立つ前に、ホテルへ戻るバスに乗り込むということ。ホテルに帰り、ライヴ後の食事と酒の席をポールと囲むために集まった僕らは、素晴らしいスタートを切ったということで全員の意見が一致した。

(c)ユニバーサル・ミュージック、Paul McCartney.com
http://www.universal-music.co.jp/paul-mccartney/news/report
http://www.paulmccartney.com/news-blogs/for-whom-the-bell-tells/27717-for-whom-the-bell-tells-issue-25

【ポール・マッカートニー公式サイトに掲載された写真】
http://www.paulmccartney.com/the-collection/27734-out-there-in-japan

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The Report by English. From the article I posted to Macca Report by Jorie Gracen.
http://themaccareport.com/news/nov13.htm#anchor1453003

Around 3pm the band left the Ritz Carlton Hotel in Osaka to head for the Kyocera Dome. Paul left the hotel at 3:50pm for the sound check.

The concert started at 7:10pm which was 10 minutes later than originally planned and lasted about two and a half hours, ending around 9:40pm. It was a sold out show with 36,000 fans in attendance. There were some tickets available at the box office the day of the show.

Paul wore a maroon mid-length jacket very much like the jacket he wore in the US during the summer.

Macca spoke some Japanese, including words like “domo” (thank you) and “domo arigato” (thank you very much).

Four new songs from the album NEW were added to the setlist: “Save Us,” “New,” “Queenie Eye,” and “Everybody Out There”. Dropped from the setlist were: “Junior’s Farm,” “Your Mother Should Know,” and “Mrs. Vandebilt”.



【JASHの個人的追っかけ日記】

ポールの大阪公演初日だ! とテンションを上げたいところですが、今日は仕事。いつも以上にたくさんの荷物を持ち、そしていつものように、満員の通勤電車に揺られ、自宅から片道1時間半かけて職場までやってきました。

この日はVIPチケット(サウンドチェック)に参加するため、仕事は超フルスピードで午前中で片付けて切り上げ、急いで会場の大阪ドームに向かいました。

職場から京セラドーム大阪までは約30分弱。少し離れた駅の地下鉄九条駅に降り立つと、今日は晴れという天気予報だったのに、にわか雨が降ってきました。

駅最寄りのコンビニで折りたたみ傘と昼ごはんのサンドイッチ・おにぎりを購入し、急いで、サウンドチェックの集合場所へ。途中の行き道で会社の営業所があるので、まさか会社の人に見つからないだろうなと思い営業所の前を通り過ぎると、やっぱり見つかった! 気づかないふりをして、その前を通り過ぎました。

途中、みなと通でアウトゼア・ツアーのアド・トラックが運行しているのを発見!日常に非日常が混ざっているような感覚で、思わずテンションが上がってしまいました!

京セラドーム大阪に到着すると、1階駐車場にアウトゼア・ツアーのトラックが停まっているのを発見。早速何人か記念撮影していました。しかし、記念撮影している人がみんな知っているファンの人(笑)IさんとJさんが記念撮影していました。Kさんも記念撮影していて「JASHさん撮ってあげようか?」っていうので撮影してもらいました。ただし私の写真をFacebookにあげるのは断りましたが。

京セラドームの2階に到着すると、既に時間は昼の1時。意気込んで、初日からサウンドチェック付きのVIPチケットを、ツアー公式サイト(英語版)経由で申し込んでいたわけですが、待ち合わせチェックインの6番ゲートには、既に20人ほど列を作っていました。なんと一番前には、一昨日の関西国際空港で初めてお会いし、昨日の大阪キャバーンクラブでもお会いしたHさんが一番先頭に並んでいました。確かに、サウンドチェック自体は先着順入場なので、先に並んでいた方がいい場所が確保できる、と話していたのですが、意気込みが違います! 昨日お会いしたGさんとJさんも先に並んでいました。

とりあえず列に並び、急いで先ほどコンビニで購入してきたおにぎりとサンドイッチを立ちながら頬張って待つことに。待っていると、横で本日の警備を担当する警備員数名が打ち合わせをしていて「今日のサウンドチェック・パーティの参加者は250人くらいだから」という声が聞こえてきました。

列に並び初めてから10分ほど経過して、警備員の指示により、ドームの壁際に並んでいた列が長くなったのか、ドームのゲートに向かって垂直に並び直すように指示がありました。それから5分ほど経過して、知り合いが続々と列に並び始めました。Lさん、Mさん夫妻が登場。続いて、Nさん、Oさん夫妻も登場。Lさん、Mさんは挨拶しにくいところに並んだのですが、Lさん、Mさん夫妻は遠くから手を振って挨拶したら、気がついてくれました。

そうやって待っていると、テレビカメラとインタビュアーが後ろから登場。インタビュアーがインタビューできそうな人を探っていて、まず、着物を着ている人に声がかかりました。その次に、ポールの新譜「NEW」の文字「|||三|||」の柄の紫色のニットを着ている人にインタビュー。その方、おそらく、今回のコンサートのために、ニットを自前で編んだんでしょうね。70歳超えて、ニュー・アルバムの柄のニットをファンに作らせるポールがすごいなと思いました。まあ、その方もすごいんですけど。

これでインタビューが終わりかなあと思っていると、インタビュアーとカメラマンの集団がノッソノッソと自分のところにやってきて、なんと「あのー、読売テレビ放送のtenという番組ですけど、少しインタビューしてもいいですか?」と。

午後の仕事休んでここに来たし、スーツ姿だし、なんか引け目を感じて、どうしようかなと思いましたが、2日前もNHKのインタビュー受けたし、こんな時間から職場の人間は誰もテレビ見てないから、まあいいっかと思いつつ、「あ、はい。」と返事をしてしまいました。

インタビュアー(以下、「い」):今日はお仕事終わってから、こちらに来られたのですか?
JASH(以下、「J」):あ、はい。あ、仕事は昼から休んで、ここに来ました。
い:お仕事は大丈夫だったですか。
J:あ、はい。急いで午前中の仕事を切り上げてきました。
い:上司の方は、何も言ってなかったですか。お休みは無事に取れましたか。
J:あ、はい。別に、上司には何も言ってなかったので。
い:お休み取る場合、上司には理由言わなくてもよかったのですか。
J:あ、はい。別に、特に言う必要もないので。

ポールのコンサートなのに、いつの間にか、自分の休暇の話になっているし・・・

い:この、リハーサルを見るチケットって、いくらするのですか?
J:えっと、8万円しました。
い:ええ~~!! 高くないですか?
J:清水の舞台から飛び降りるつもりで思い切って買いましたけど、それだけの価値はあると思います。
い:どうも、ありがとうございましたぁー。

なんか、おせっかいとも何とも言えないインタビューで終わりました…
テレビ局的には、サラリーマンが仕事休んでも、高い金を払って見に来た、という絵が撮りたかったんでしょう。

インタビューが終わると、一つ後ろに並んでいた20代後半くらいの青年が声を掛けてきました。「八万円の方、買われたんですねぇ。」インタビューの内容、全て聴かれてました… チェックインの13時半まで、その方としばし歓談。他愛もない話でした。

時間は13時40分くらいになり、予定より10分ほど遅れ、いよいよチェックイン。チェックインの直前に雨が降ってきて、列は再び、ドームの壁際に並ぶような形になっていました。

サウンドチェックの受付は、キョードー東京サイト経由の購入組と、ザ・ビートルズ・クラブの当選者専用の受付がありました。

チェックイン時に、郵送で送られてきたサウンドチェックの案内書と運転免許証を見せて、入場! かばんの中身チェック(それほど中身のチェックはなし)を受けてから、サウンドチェック参加者向けのグッズを受け取りました。グッズは、サウンドチェック参加者専用のプラスティック製パス、パンフレット、Tシャツ(3D用)、ポスター、そしてペットボトルの水(500mlのボルビック)。プラスティック製パス以外は、外のグッズ売り場でも売られているみたい。なんか、せっかくVIPチケット買ったのに、プレミアム感ないなあと思ってしまいました。

そこから、ドーム内の通路に並ばされる。関西国際空港でも見たキョードー東京のスタッフや、サウンドチェックでもお馴染み、シェリー・レイザーさんの姿も。この後、シェリー・レイザーさんは、VIPチケットを扱っているSLO VIP Serviceの社長だということを知りましたが… サウンドチェック参加者皆さんが、何時まで並ばされるかどうか分からない状況で、トイレに行くのも憚れる状況でしたが、スタッフの方が「これからグッズを買いに行かれてもいいですが、2時半までには戻ってきて下さい」と言われるものの、ほとんどの人がその場で並んで待っている模様。1人参加の人が多く、それで、その場を離れられないということもあるんでしょう。

2時半を過ぎでも状況は全然変わらず、しびれを切らして、トイレに行く人も出始めました。自分も、これからドーム内のアリーナに入るとトイレも行けない状況だろうなと思ったので、この場でトイレに行くことに。係員の人に「どこに行くんですか?」と聞かれ、少し行動するだけでも監視されているようで、なんか厳しいなと思ってしまいました。

先ほど、一つ後ろに並んでいる青年と歓談。彼は遥々仙台から来ているようで、昨日、新幹線を乗り継いできた模様。歓談しつつチラチラと見ていた彼のスマホを少し覗くと、ポール情報をtwitterで収集しているようでした。その中に、自分のtwitterもありましたが、さすがに「これ自分の!」というのも、なんか気が引けるような気がして、自分も自分のスマホのtwitterをチェック。「サウンドチェックで待たされています」とか「大阪はどんな感じですか」というツイートが目立ってました。みんな、平日にも関わらず、やっぱり、ポールのサウンドチェックが気になっているんだなあ…

3時過ぎ頃になって、ドーム内からキーボードの音がちらほら聞こえ始めましたが、しばらくして、すぐに音が鳴り止みました。実際にウィックスが鳴らしているのか、スタッフが鳴らしているのか、ステージが見えないために確認できません。2年前にイギリスのカーディフにてサウンドチェックを見た時は、そんなにドーム内通路で待たされた覚えがないのですが、今回は、1時40分頃に入場してから待たされる、待たされる…

と思っていたら、10人ちょっとの集団が、サウンドチェック参加者の列の横を通りすぎていきました。少しだけサウンドチェック参加者がどよめいて「あれは、ひょっとして、今日ポールに直接会える11人では?」という声が聞かれました。

待ちに待って、ようやく3時半頃にドーム内に案内。混乱が起きないように、4列くらいになってゆっくりと前に進んで案内されています。途中、ドーム通路脇の棚に、ビートルズの新譜「On Air – Live at the BBC vol.2」発売の号外新聞が棚に置かれていたので、それを取りに行く人も多かったようで、自分も取りに行きたかったのですが、列に並ぶことを優先しました。

ふと気が付くと、先ほど後ろに並んでいたNさんが、いつの間にか、知り合いのQさんと一緒に前に並んでいました。何十分も待っている人がいる中、順番抜かしをするのは、さすが大阪… しかも、それが自分の知り合いだと分かると、少し恥ずかしい…

いよいよドーム内通通路から会場内アリーナへの階段を降りていきます。普段、たぶん、野球選手しか通らない通路なので、こんなところ通れると考えたら、VIP感が少し増してきました。しかし、みんな、座席位置が決まっておらず、先着順で場所が確保できるというのを知っているのか、なんか、雰囲気が異様で、血走っているような感じでした…

アリーナBブロック後ろ・Cブロック前の通路に案内され、係員から「はい、ここでご鑑賞下さい!」って言われ、参加者はとっさに自分の場所を確保。ようやく落ち着いた感じです。

しばらくして、シェリーさんが登場(と言っても、最初からその場所にいてましたが)、右端から順番に説明してまわっている模様。ようやく自分達の前にきました。

「私はサンフランシスコ出身で、ポール・マッカートニーのために働いています。最初の15分は撮影OK、携帯でのメールや会話はポールの気が散るので遠慮して欲しい。ダンスなど盛り上がって頂くのは自由、時々、私のためにSan Francisco Bay Bluesを歌ってくれるの」といった説明がありました。シェリーさんの説明のあとは、みんなで拍手。

それからバンドの登場まで暫く待つことに。まわりを見渡すと、知っているファンの方々がいました。Lさん、Mさん夫妻も最前列に陣取っています。Gさん、Hさん、Jさんは見つからず。かなり前の方に並んでいたので、いい場所を確保しているのかなあ。後日Gさん聞いたら真ん中の最前列を確保していたようですが、途中で「すいません、詰めてください!」と言って強引に最前列に割り込んできたのが、Nさん、Oさんだったとか。大阪名物、割り込みです・・・。

一昨日の関西国際空港でのポール出迎えで何時間も立って、その翌日の昨日、ライブイベントで走り回って、そして今日はサウンドチェック待ちで3時間半ほど立って待って、正直、かなり体力的にきて、ポールがBluebirdを演奏している時に気持ち悪くなってしまいました・・・ でもなんとか持ち直して、最後のLady Madonnaまで聞き終えました。サウンドチェックで嬉しかったのが、やはりウィングスの曲。ビートルズの曲はほとんどやってくれているので、ウィングスの曲を聴けるのが貴重です。特にListen To What The Man Said、Every NightとBluebirdが聴けたのが嬉しかったです。Bluebirdは2010年カーディフ公演に観に行った時は演奏してくれなかったので。

サウンドチェックが終わると、ドームから一旦退場です。ステージ向かって左側、すなわち入場してきた入り口から退場です。出口のところに既にアリーナの座席表が貼ってあり、アリーナ最前3ブロック(A7、A8、A9)の前3列がないことに気が付きました。サウンドチェックの余韻に浸ってカメラ撮影していると、会場スタッフから「開場時間が迫っているので、早く出てください!」と注意されました。そんな、写真撮るために数秒とどまっていても影響ないだろと思いましたが。

外に出るとまだ明るく、人が徐々に集まってきていましたが、まだ混雑というほどではなかったです。しかしグッズ売り場は長蛇の列。京セラドーム横にあるイオンは混んでいるだろうと思い、ここは大阪に詳しい者の特権を活かして、少しだけ離れた境川にあるびっくりドンキーに逃げ込むことにしました。昼ごはんはサンドイッチとおにぎり、しかもこれからコンサートは長丁場になるので、少しでもお腹に何か入れておこうと思い、びっくりドンキーで大盛りのハンバーグを注文。ハンバーグを食べながら、サイトの更新にとりかかりました。今回冒頭15分はコンデジでの撮影はOKだったので、満を持して購入していた20倍望遠カメラで撮影したサウンドチェックの写真とセットリストをアップ。写真は2010年の海外公演で撮り方が分かったので、我ながら(?)いい写真が撮れたなあと思いました。これで晴れて世界最速(?)のレポートとなりました。

と、更新作業を進めていたら、メールやLINE、Facebookのメッセージが来て、携帯が鳴りまくり。しかも電話までかかってきました。「JASHくん、どこにいるの? まだ来ないの?」「あのー、ちょっと食事とってるので、もうすぐしたら行きます!」 全国のポール・ファンが集まってくるので、この機会しかお会いできない方も多かったのですが、あまりいい反応できなくてすいませんっていう感じでした。結局、電話やメール頂いた方は、この日はお会いできず。

中でも、Sさんからのこのメールには笑わせてもらいました。

「JASH、また伝説追加! 5時25分頃、10chニュースten.に世界のJASH様ご出演!

ドーム前で並んでる所をインタビューされ、「午前中で仕事を切り上げて来ました」とウソのコメント! 仕事なんて手についてるはずがないやろっ!(^_^;)」

またテレビに映ったのか! しかし、この映像は確認できませんでした。

そういうやりとりをしていたら、びっくりドンキーの窓から見える道路に、アウト・ゼアの広告トラック(アド・トラック)が泊まっているのを発見。昔近所だった境川のバス停にポールが混じっている、まさに日常と非日常が交じり合っている風景に、なんだか違和感を感じました。

ここで時間は6時半。そろそろ会場内に入らないと間に合わない!ということで、急いで会場に向かいました。しかもVIPチケットの入場口が6番ゲートと、今いるびっくりドンキーと正反対側。急いで向かいました。

途中、「チームマッカートニー」の皆さんを発見。Let It Beでサイリウムを振ろうという企画を立てられた方々で、お揃いの赤色のTシャツを着ています。会場外で記念撮影をされていました。

会場外の人も多くなってきました。6番ゲートから会場内へ入場。入り口の荷物チェックも最小限で、意外とすんなりと入場できましたが、ドーム内通路は人でいっぱい! アリーナ専用入り口に向かっていると、東京から来られているRさんに遭遇! 実はRさんから明日、チケットを受け取って、それを友人に渡す段取りになっていますが、そのチケットがCrowd Surgeのチケットなので、まだ到着していない! 時間もないのでここでRさんと別れ、アリーナの座席へ。

ステージ両脇のスクリーンには、既にポールの写真をコラージュした映像が流れていて、もうそろそろ始まるような雰囲気。今回の座席、なんとラッキーなことに、A8ブロック(ど真ん中ブロック)の3列目です。8万円VIPチケットで、A7かA9の3列目だったらラッキーと思っていたのですが、なんとど真ん中です。今年の運を全て使い果たした気になりました。(ちなみに、あと3日間、8万円VIPチケットを購入しましたが、ど真ん中にあたったのはこの日だけでした。やっぱりキョードー東京は購入履歴を見て、チケットを割り振っているのでしょう)

時間は7時前になっていたので、ほとんど満席ですが、周りを見渡すと、一際目立つ集団がいました。最前列に20代の女の子が固まって、既に立って、前の柵にもたれ掛かっているのです。

前回2002年の来日公演でも、そして他の海外公演でも、ど真ん中最前列のチケットは主催者側が持っていて、直前に主催者が配っていたと聞いていた、というか、知っていたので、このチケットも主催者が配ったものなんだなあと思いました。しかし最前列の女の子、NEWのうちわを持っていたり、顔にペインティングしたりと、結構気合入っていました。

会場内にThe Endが流れ、会場内が暗くなり、いよいよポールの登場!

コンサート終了後、規制退場となっていたので、たまたま近くの席にいたGさん、Jさんと退場し、京セラドームの外に出ましたが、時間はもう既に10時過ぎ。会場の外は人でいっぱい! バブリー世代のGさん、Jさんはタクシーを拾おうと、ドーム東側の幹線道路に出るが、全てのタクシーが人も乗っていないのにメーターを「賃走」に切り替えて走りすぎていく。まわりにはせっかちな大阪のおっさん、おばちゃんがいて、走って無理矢理タクシーを止めようと必死(笑) どうやら、JR環状線が事故で止まっていたようで、それで人が溢れかえっていたようです。環状線が止まるのは日常茶飯事。確か前回の大阪公演でも夕方に止まっていたっけ。これが原因で、私は日々の通勤に環状線を使うのをやめましたが。

幹線道路を少し北に上がり、みなと通に達する前ならタクシーを拾っても大丈夫だろうと思い、そこまで行って、無事にタクシーを拾えました。

 

ここで私は帰宅するのではなくて、まだまだポール追っかけは続きます。なんとこの日は、来日公演が発表された7月から、西梅田のリッツ・カールトン大阪に宿をとっていたのでした。しかも33~35階のクラブフロアの部屋を押さえました。阪急トラピックスで平日晩なら、1人2万1000円で予約できました。しかしチケットで8万円も奮発しているのに、さらに2万円って、ホントにポールバブルです・・・。

この部屋は、東京から来られているSさんと同泊する予定で、先に自分がチェックインして部屋へ。昼に食べそこねたコンビニおにぎりを部屋で食べていると、11時を過ぎていました。しかし、リッツ・カールトンでコンビニおにぎりって・・・。

11時10分頃にSさんが部屋にやって来ました。「いやあ、大変だよ、ホント、VIPは。ローリング・ストーンズ・ファンクラブ云々、シェリーが云々…」という裏話を早速聞かせて頂きました。今回サウンドチェックを牛耳っていた2人が、ローリング・ストーンズ・ファンクラブの池田裕司氏ともうひとりだったことを、ここで初めて知りました。

そう話をしながら、マイPCを開いて、今日の出来事を更新しようとすると、携帯にメールが。嫁からです。要は「帰って来い!」と。確かに、今日泊まるともなんとも言ってないし、梅田から1時間以内で帰れる距離に住んでいながら、帰ってこないのがおかしいし。

仕方なしに、タクシーで自宅まで帰りました・・・。帰宅したら夜中1時を過ぎてしました。とりあえず私にとってはサイト更新が最優先なので(笑)、帰宅して、お風呂に入ってから関連ニュースをチェックしてツイッターにアップし、ホームページもセットリストを更新。夜中1時半になっていました。


 

 

(c)Jash http://pmccartney.com

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