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洋楽シーンを伝え続ける書籍『ロックンロール・フォトグラフィティ 長谷部宏の仕事』

洋楽シーンを伝え続ける書籍『ロックンロール・フォトグラフィティ 長谷部宏の仕事』


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先月3月30日に発売された書籍『ロックンロール・フォトグラフィティ 長谷部宏の仕事』。Barksによるブックレビューです。


 


『ミュージック・ライフ』…かつて読者だった人はもちろん、リアル・タイムでは知らない音楽ファンでも、その名前はきいたことがあるのではないか。

『ミュージック・ライフ』は、1960年代にザ・ビートルズを日本で最初に大きく紹介し、以降日本で「洋楽」を先導する役割を担った音楽雑誌だ。ロックが多様化してユース・カルチャーの中心のひとつとなった1970年代、MTVが始まり音楽がビッグ・ビジネスにもなった1980年代、そしてグランジ~ブリットポップで盛り上がった1990年代に至るまで日本の洋楽シーンを盛り上げ続けた随一の洋楽専門雑誌であった。ちなみにBARKSでもおなじみライターの増田勇一は、元ミュージック・ライフ編集長である。

その『ミュージック・ライフ』で、30年以上にわたって写真を撮り続けたカメラマンが、長谷部宏だ。どんなアーティストにでもしっかりと向き合う彼は、チープ・トリック『at武道館』やクイーン『ライヴ・キラーズ』といった名作のジャケット写真にも起用されるなど、アーティストからの信望も厚いフォトグラファーでもある。

ザ・ビートルズはもちろん、ザ・ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリン、デヴィッド・ボウイ、エリック・クラプトン、エアロスミス、ボン・ジョヴィ、U2、オアシス、ブラー、レディオヘッド他、彼の写真を300枚以上掲載しているのが、新刊「ロックンロール・フォトグラフィティ 長谷部宏の仕事」だ。写真がメインだが単なる写真集にあらず、何時間ものインタビューを長谷部と行ない、撮影現場の様子や舞台裏、長谷部のアーティスト観などに迫ったテキストも読み応えたっぷりだ。そこでは『ミュージック・ライフ』の記事を再検証し、当時のシーンを振り返っており、日本の「洋楽史」がわかる一冊にもなっている。ロックに夢中だったあの頃を振り返って元ロック少年・少女が懐かしむも良し、現役のロック少年・少女がまだ生まれていなかった時代に思いを馳せるも良し。

著者は長谷部宏と何度も現場に足を運んだ元『ミュージック・ライフ』編集部員の赤尾美香である。ロック好きなら是非一度手に取ってみてほしい一冊だ。

photo:Koh Hasebe / Shinko Music Archives

 

 

(c)Barks http://www.barks.jp/news/?id=1000089020&page=2

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