ポール・マッカートニーのファンサイト(非公認)。ポール・マッカートニーやビートルズの最新ニュース、アルバム・楽曲の解説、ライブ・ツアー記録、新譜・テレビ放送等。

Big Boys Bickering

Big Boys Bickering


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作詞作曲:Paul McCartney
収録時間:3分19秒
収録アルバム:Off The Ground Complete Works (Germany and Japan only)
収録シングル:Hope Of Deliverance

1992年にブラジルのリオ・デジャネイロで開催された地球環境サミット(UNCED)で、アメリカが気候変動枠組条約に署名しなかったことを初めとして、環境問題に取り組まない政治家に対してのプロテスト・ソングとしてポールが書いたカントリー・タッチの曲。1990年3月にツアーのために東京に滞在していた時に、日本の国会中継がテレビで放送されているのを見て書いた曲とも言われている、非常に政治色の濃い曲である。
政治家への怒りの形として、放送禁止の四文字言葉”fuck”が歌詞に使用されているため、イギリスBBCとアメリカMTVでは放送禁止措置となった。
「”fucking”という言葉を曲に使ったのは、”Big Boys Bickering”が初めてだ。この曲は”Give Ireland Back To The Irish”以来のプロテスト・ソングじゃないかな。こういう政治的なことは、政治家のすることだと思って避けてきた。政治的な問題なら、インタビューで言うこともできる。」(ポール)
ポールは四文字言葉を”muckin'”や”cockin'”に変えることも考えたようだが、敢えて四文字言葉を使用することを選んだ。
「確かこの曲は東京で作ったんだけど、僕にもこの曲が東京と直接関係あることを歌っているかどうかなんて分からないんだ。どこで曲を書いたかっていうのと、曲の内容は関係ないからね。別にそれが重要なことだとも思わない。東京ドームでコンサートをしているとき、2日ほどオフの日があって、ホテルにいたんだ。オフでホテルの部屋にいるときは、たいていギターを弾いている。その時は、何だか政治家にものを言いたい気分でね。『自分たちが選んだ国の代表なんだから、きちんとやって欲しいし、いい加減なのはうんざりだよ』って思ったんだ。特に最近の日本の政治家なんて腐敗しきっている。彼らは国民を完全に裏切っている。彼らは僕らの味方のはずだろ?僕らの代表者なんだから。つまり、どうやって本当にしてもらいたいことを彼らにさせるかが問題なんだよ。だからささやかながら、僕に出来ることは、彼らに向けて曲を作ることだと思ったんだ。」(ポール)
CDシングル「Hope Of Deliverance」のカップリング曲として収録された。ドイツと日本のみで発売された『Off The Ground Complete Works』にも収録されているが、現在廃盤となっており入手困難。
1992年12月10、11日にニューヨークのエド・サリバン・シアターで収録されたMTVの番組『Up Close』向けのスタジオ・ライブでこの曲が演奏されたが、四文字言葉を使っているという理由で、この曲は放送上からカットされた。しかし、翌年1月16日にイギリスITVの『Chart Show』でそのまま放送された。
1992年12月10日のライブは、以下のブートで聴くことができる。

C’mon People (High Live — HL 2911)
Complete UP Close (DVD) (Macca Fan Records/DVD — MFR/DVD 2004 6 7)
Phasing Phun Volume 8 (1989-1997) (Two Boys Limited Labs — TBL-014 (8))
Back In The U.S.A. (Vol. 2) (Banana — BAN-029-B)
First Night (CD 1) (Front Row — Front 11)
Looking For Changes (Yellow Cat Records — YC 003)
Oobu Joobu (Part 1) (DVD) (MPL (Fake) — 970201)

演奏:
Paul McCartney: Lead Vocal, Acoustic Guitar
Linda McCartney: Backing Vocal
Hamish Stuart: Backing Vocal, Bass
Robbie Mclntosh: Backing Vocal, Dobro
Paul “Wix” Wickens: Backing Vocal, Accordion
Blair Cunningham: Backing Vocal, Drums
録音スタジオ:The Mill. Hog Hill, Sussex
録音日:1991.11-1992.10
プロデューサー:Paul McCartney, Julian Mendelsohn
エンジニア:Bob Kraushaar
イギリス発売日:1992.12.28
アメリカ発売日:1993.1.23
日本発売日:1993.1.27

歌詞・コード
INTRO: G Bm/F# Em F

G Bm/F# Em
Big boys bickering
C
That’s what they’re doing everyday
G Bm/F# Em
Big boys bickering
C
Fucking it up for everyone (everyone)

G                      Am
Guess why they’re betting on the track
D                    Em
They’re trying to win your money back
F
All of the taxes that you paid
G
Went to fund a masquerade

Big boys bickering
That’s what they’re doing all the day
Big boys bickering
Fucking it up in every way (every way)

Am       F
We stand here waiting
Am       F
Underneath the tower block
Am       F
Who will win, who will lose
Am          F
Which way do the big boys choose
G                C    F   C
Which of us will ever know what goes on

G Bm/F# Em F

So while they argue through the night
Shaking their sticks of dynamite
Babies are dying through the day
They want to blow us all away

G Bm/F# Em C Am F Am F

Am       F      Am7 F6-5
Who will win, who will lose

Big boys bickering
So the game goes on and on
Big boys bickering
C
Fucking it up for everyone, for everyone
For everyone, for everyone, for everyone, everyone
C
Fucking it up for everyone (fucking it up for everyone)
Fucking it up for everyone, everyone (everyone)
Every, every, every, every, everyone

ending on G

(c) 1992, MPL Communications, Ltd.

(c)Jash http://pmccartney.com

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コメント

  • JASH より:

    やっぱり、ポールが政治的な発言をするのは似合わないと個人的に思います。
    この曲の雰囲気も、政治的な内容に似つかわしくないです。脳天気なカントリー・タッチだし。
    当時(1990年頃)、日本の国会では「牛歩戦術」なるものが流行っていたんでしたっけ? よく覚えていませんが。それが”argue through the night”という歌詞に現れているのかな? 考え過ぎか・・・。

  • waterspout より:

    環境保護の観点からさらに政治的な領域に一歩足を踏み入れ、しまいにはFワードまで使用して、ポールにとっては強烈なメッセージソングなのでしょうけど…いかんせん曲調がのんびりしすぎで歌詞とのミスマッチが甚だしく、伝えたいことがぼやけてしまっている感がありますね…。
    まぁポールが言うように、最近の日本の政治を見ていると脳裏にすぐこの曲が浮かんできますが(苦笑)。

    それでも曲自体はこの時期特有のアンプラグド的なアレンジで、歌詞さえ無視すればなかなかの佳曲だと思います。
    ウィックスの弾くアコーディオンとか、エンディングのやけに騒々しい話し声とかがカントリーっぽいです。

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