ポール・マッカートニーのファンサイト(非公認)。ポール・マッカートニーやビートルズの最新ニュース、アルバム・楽曲の解説、ライブ・ツアー記録、新譜・テレビ放送等。

1997Flaming Pie

Flaming Pie

作詞作曲:Paul McCartney
収録時間:2分27秒
収録アルバム:Flaming Pie
収録シングル:なし

1997年のアルバム『Flaming Pie』からのタイトル曲。元々、ニューアルバムのために「Souvenir」をジェフ・リンとレコーディングしている時に浮かんだギター・フレーズを元に、即興に近い形で作られた曲。ポールは歌詞を探している時に、1961年にリバプール地元の情報誌「Mersey Beat」に掲載された「ビートルズの名前は、夢の中で、燃えさかるパイ(flaming pie)に乗ってやってきた人に『君たちは、Aを使ったbeetlesだ』と言われたのが由来」というジョン・レノンのビートルズの名前の由来を語った記事を思い出し、それを歌詞に使った。
「”sky”, “bye”, “cry”などの歌詞に韻を踏む言葉を探していたら、”pie”という言葉が浮かんで、ジョンの話を思い出したんだ。”flaming pie”、うん、いいじゃないか!ってね。」(ポール)
1996年2月20,27日の2日間で歌詞を完成させ、1996年2月27日の1日でレコーディングを完成させた。レコーディングは、ポールの歌とピアノ、そしてジェフ・リンのギターを1発取りし、その後にポールのドラムとベースおよびコーラスを被せた。
即興でレコーディングした感が強いので、プロデューサーのジェフ・リンの色が濃いアレンジとなっている。
1997年にアルバムのプロモーションのためにテレビ番組『TFI Friday』『Oprah Show』に出演した時にライブ演奏したが、アルバム発売後7年後の2004年のツアーでレパートリーに取り入れ演奏した。2004年のツアーを伝える各国ニュースでは、この曲と「All My Loving」を演奏する姿が放送で使われた。
アウトテイク、ライブテイクなどは、以下のブートで聴くことができる。

(1)デモ
Veggie Pie (McV — McV 1)
(2)1997年6月27日テレビ番組『TFI Friday』
Veggie Pie (McV — McV 1)
Another Flaming Pie (Walrus Records — Walrus 038)
(3)1997年11月24日『Oprah Winfrey Show』
Veggie Pie (McV — McV 1)
Another Flaming Pie (Walrus Records — Walrus 038)
(4)2004年5月30日マドリード公演
!Viva Espana! CD 2 (Tobacco Kill Records — TKR 006)
(5)2004年6月20日サンクトペテルブルグ公演
San Petersburg Soundboard (CD 2) (Tobacco Kill Records — SPS 2)

演奏:
Paul McCartney: lead vocal, harmony vocal, piano, drums, bass guitar, electric guitar
Jeff Lynne: harmony vocal, electric guitar
録音スタジオ:The Mill, Sussex
録音日:1996.2.27
プロデューサー:Paul McCartney, Jeff Lynne
エンジニア:Geoff Emerick, Jon Jacobs, Keith Smith
イギリス発売日:1997.5.5
アメリカ発売日:1997.5.27
日本発売日:1997.5.17

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歌詞・コード
A
Making love underneath the bed
Shooting stars from a purple sky
G       D       C A
I don’t care how I do it
I’m the man on the flaming pie

Stick my tongue out and lick my nose
Tuck my shirt in and zip my fly
Go ahead, have a vision
I’m the man on the flaming pie

B
Everything I do has a simple explanation
E
When I’m with you, you could do with a vacation
A
I took my brains out and stretched ‘em on the rack
D            E        D   E
Now I’m not so sure I’m ever gonna get ‘em back

Cut my toes off to spite my feet
I don’t know whether to laugh or cry
Never mind, check my rhythm
I’m the man on the flaming pie

A G D C

I’m the man on the flaming pie
Everything I do has a simple explanation
When I’m with you, you could do with a vacation
I took my brains out and stretched ‘em on the rack
Now I’m not so sure I’m ever gonna get ‘em back

(c) 1997 MPL Communications, Ltd.
Administered by MPL Communications, Inc.

 

Calico Skies

作詞作曲:Paul McCartney
収録時間:(1)2分29秒 (2)2分30秒 (3)2分31秒
収録アルバム:(1)Flaming Pie (2)Back In The World (3)Hope – For The Children Of Iraq
収録シングル:なし

1991年8月にポールがロング・アイランドのハンプトンで家族と休暇を過ごしていた時に書いた曲。その時、大型ハリケーンのボブが辺りを襲って停電になり、家族からの要望でアコースティック1本で弾き語りできるような曲を作った。
「ハリケーンのボブが原因であたりが停電になったんだ。ろうそくを灯しながら、料理なんかしてたんだ。とっても原始的だったけど、こういう質素な感じになってしまうのもかえってよかった。レコードをかけることができなかったので、アコースティック・ギターで曲を作った。そのうちの1曲。この曲は停電の時の思い出そのものだ。」(ポール)
「この曲を聴いた人たちには、これまでになくエモーショナルだと言われるんだけど、特に何かにインスピレーションを得て書いたというわけじゃないんだ。僕の中にはありとあらゆる感情が渦巻いている。僕はそれらの感情をよく知っているし、何かを書いている時には、そのプールの中にどっぷり浸かっているようなものなんだ。この曲は “Blackbird” に通じるようなアコースティックなものにしたいと思っていた。ドラムを入れたり凝ったアレンジを施さなくても成り立つような、シンプルなもの。もしどこかで『何か一曲やってよ』って言われても、すぐパッとプレイできるようなもの」(ポール)
アルバム『Off The Ground』発売前の1992年2月22日にレコーディングされたが、『Off The Ground』がバンド演奏の曲を中心に収録したため収録が見送られ、次作の『Flaming Pie』に収録された。アルバム『Flamig Pie』では、ギターのチューニングを半音下げて演奏されている。
公式発表から約5年後の2002年11月17日大阪公演で、突如ライブ演奏され、次の年の2003年のツアーで演奏された。
イラク戦争で犠牲になった子供達を支援するチャリティーアルバム『Hope – For The Children Of Iraq』のために、この曲の2003年3月のヨーロッパツアーのリハーサル演奏が提供された。ライブ演奏されたのは弾き語りではなくバンドとしての演奏で、キーもギターのチューニングを変えずに(D)演奏されている。
その他のバージョンは、以下のブートで聴くことができる。

(4)弾き語りデモ
公式ビデオ『In The World Tonight』
(5)弾き語りデモ、アルバム『Flaming Pie』EPK
We’d Go On For Hours (No Label Records — nlr 9902)
(6)1998年2月1日 テレビ番組『Christopher Reeve: A Celebration Of Hope』
We’d Go On For Hours (No Label Records — nlr 9902)
(7)2002年4月24日ワシントン公演
Driving Macca! (Label Unknown)
(8)2002年5月15日タンパ公演
Live In Tampa Florida 2002 (Night Hawk)
(9)2003年5月24日モスクワ公演
The Complete Russia Concert (DVD 2) (Macca Fan Records — MFR 2003)
(10)2003年ツアーリハーサル
Secret Show Extra 2002 (Now Disc International — NOW 04)
(11)2004年5月30日マドリード公演
!Viva Espana! CD 2 (Tobacco Kill Records — TKR 006)
(12)2004年6月20日サンクトペテルブルグ公演
San Petersburg Soundboard (CD 2) (Tobacco Kill Records — SPS 2)

(1)
演奏:
Paul McCartney: vocal, acoustic guitar, knee slap/percussion
録音スタジオ:The Mill, Sussex
録音日:1992.2.22
プロデューサー:Paul McCartney, George Martin
エンジニア:Bob Kraushaar
イギリス発売日:1997.5.5
アメリカ発売日:1997.5.27
日本発売日:1997.5.17

(2)
Paul McCartney: Vocal, Acoustic Guitar
Rusty Anderson: Backing Vocal, Acoustic Guitar
Brain Ray: Backing Vocal, Bass
Paul “Wix” Wickens: Backing Vocal, Accordion
Abe Raboriel Jr.: Backing Vocal, Drums
録音スタジオ:live from Osaka
録音日:2002.11.18
プロデューサー:Paul McCartney
エンジニア:David Kahne
イギリス発売日:2003.3.17
アメリカ発売日:なし
日本発売日:2003.3.29

(3)
Paul McCartney: Vocal, Acoustic Guitar
Rusty Anderson: Backing Vocal, Acoustic Guitar
Brain Ray: Backing Vocal, Bass
Paul “Wix” Wickens: Backing Vocal, Accordion
Abe Raboriel Jr.: Backing Vocal, Drums
録音スタジオ:rehearsal from London
録音日:2003.3
プロデューサー:Paul McCartney
エンジニア:David Kahne
イギリス発売日:2003.4
アメリカ発売日:2003.4
日本発売日:2003.5.28

歌詞・コード
D A/D G/D D G/D D
D A/D G/D D D6 G/D D
D    A/D G/D  D    G/D D
It was writ-ten that I would love you
D    A/D G/D D D6 G/D D
From the mo–ment I opened my eyes
D     A/D G/D   D    G/D D
And the morning when I first saw you
D    A/D G/D D D6 G/D D
Gave me life under cali-co skies

D/F#  G   G6 A    D  A D A Bm
I will hold you for as long as you like
Dadd9/A G G6 A  D A D A D
I’ll hold you for the rest of my life

Always looking for ways to love you
Never failing to fight at your side
While the angels of love protect us
From the innermost secrets we hide
I’ll hold you for as long as you like
I’ll hold you for the rest of my life

Long live all of us crazy soldiers
Who were born under calico skies
May we never be called to handle
All the weapons of war we despise
I’ll hold you for as long as you like
I’ll hold you for the rest of my life
I’ll hold you for as long as you like
D A D A
I’ll hold you for the rest of my
A D A D A
For the rest of my life

(c)1997 MPL Communications, Ltd. Administered by MPL Communications, Inc.

 


Beautiful Night

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作詞作曲:Paul McCartney
収録時間:(1)5分03秒 (2)4分2秒
収録アルバム:(1)Flaming Pie
収録シングル:(1)(2)Beautiful Night (UK only)

アルバム『Flaming Pie』の最後から2曲目に収録されたポールらしいピアノ・バラード。ピアノの弾き語りから始まり、徐々にドラム、ベース等のリズム楽器やギター等か加えられ、曲の後半にはオーケストラ・アレンジが重なるというポールお得意のアレンジとなっている。終盤のリフレイン部分は、「Hey Jude」「Hello Goodbye」を彷彿とさせる。
「過去何年もの間、僕はリンゴと、何か一緒に演れたら最高だろうね、と話していた。なにしろ僕らはビートルズ以外ではこれまで一緒に仕事をする機会が殆どなかったからだ。話はあっても、これまではあれやこれやで実現せずじまいだったが、今回ばかりは彼も、絶対に参加する、と言ってくれた。この曲は、かなり以前に書いたもので、自分では気に入ってたんだけど、どうも思ったようなヴァージョンが出来ずにいた。一度ニューヨークでレコーディングした時には、スタジオでの作業はとても楽しかったんだけど、結局僕がこれだと思うようなものにはならなかった。そういうわけで、僕はこの曲をリンゴが来る時のためにとっておいた。元々の歌詞が船乗りの歌のような感じだったので、歌詞を幾つか手直しし、プレイし始めたら、一気に昔に逆戻りしたような気分になった。全てがとてもしっくりいったよ。あの一番最後の早いパートは、彼が入って始めて付け加えたもの。それと、演奏を終えて僕らがコンソール・ルームに入る時、リンゴがドアマンの真似をして『いいでしょう、それではこちらへ』って言ったのが傑作だったんで、そのまま残したんだ。」(ポール)
ポールのコメント通り、この曲は1986年の未発表アルバム、通称『The Lost Pepperland Album』のために、ビリー・ジョエルのバック・バンドの演奏でフィル・ラモーンのプロデュースのもとレコーディングされた。そのバージョン(2)も、「Beautiful Night」のCDシングルに収録されている「Oobu Joobu Part 5」で公式に発表されている。
この1986年にレコーディングしたバージョンがもう一つ納得できなかったポールは、アルバム『Flaming Pie』のレコーディングで再び取り上げ、リンゴ・スターをドラムに迎えて録音を行った。それからジェフ・リンのギター、キーボード、バックコーラスが加えられたテープは、オーケストラ・セクションの録音のために、約9ヶ月間置かれた。それから、1997年2月14日にロンドンのアビーロード・スタジオで、ジョージ・マーティンのプロデュース、デイビッド・スネル指揮のもと、オーケストラ・セクションが録音され、曲が完成された。
アルバム『Flaming Pie』のメイキング・ビデオ『In The World Tonight』(公式盤)に、ポールとリンゴのセッションの様子、オーケストラの録音の様子など、この曲のレコーディングの数々の映像が収録されている。以下のブートでもその音源が収録されている。

Another Flaming Pie (Walrus Records — Walrus 038)
The Other Side Of Flaming Pie (Egg — Egg 015)
Flaming Pie Outtakes (Label Unknown)
Veggie Pie (McV — McV 1)

この曲は、アルバム『Flaming Pie』からイギリスのみの第3弾シングルとして発売され、シングル・チャート25位まで上昇した。
ジュリアン・テンプル監督によるプロモーションビデオも制作され、「Hey Nude」と言われた女性のヌードが現れるシーンが問題となり、ヌードのないプロモに作り替えられ、放送された。プロモの最後では、イギリスの「Squd」という若いバンドと共演しており、そのシーンは1997年10月28日に撮影された。その他のシーンは1997年12月4日まで、ロンドン、リバプール、グリニッジ等で撮影された。
なお、1986年にフィル・ラモーンのプロデュースで録音されたバージョンの完全版は、以下のブートで聴くことができる。

Another Flaming Pie (Walrus Records — Walrus 038)
Now Hear This (Drifter — CD 001)
Pizza And Fairy Tales (Disc 2) (Vigotone — VT-190)
Return To Pepperland (Label Unknown)

beautiful_night_promo1.jpgbeautiful_night_promo2.jpg

(1)アルバム『Flaming Pie』収録バージョン
演奏:
Paul McCartney: lead vocal, backing vocal, bass guitar, electric guitar, acoustic guitar, piano, Wurlitzer piano, Hammond organ, additional percussion
Jeff Lynne: backing vocal, electric guitar, acoustic guitar
Ringo Starr; drums, backing vocal at end, additional percussion
Linda McCartney: backing vocals
Trumpets: John Barclay, Andrew Crowley, Mark Bennett;
Trombones: Richard Edwards, Andy Fawbert
Horns: Michael Thompson, Richard Watkins, Nigel Black
Violins: Marcia Crayford, Adrian Levine, Belinda Bunt, Bernard Partridge, Jackie Hartley,
Keith Pascoe, David Woodcock, Roger Garland, Julian Tear, Briony Shaw, Rita Manning,
Jeremy Williams, David Ogden, Botustav Kostecki, Maciej Rakowski, Jonathan Rees;
Violas: Robert Smissen, Stephen Tees, Levine Andade, Philip Dukey, Ivo Van Der Werff, Graeme Scott
Celli: Anthony Pleeth, Stephen Orton, Martin Loveday, Robert Bailey
Double bass: Chriss Laurence, Robin McGee
Flute: Susan Milan
Oboe: David Theodore
録音スタジオ:The Mill, Sussex, Abbey Road Studio, London
録音日:1996.5.13-1997.2.14
プロデューサー:Paul McCartney, Jeff Lynne, George Martin
エンジニア:Geoff Emerick, Jon Jacobs, Peter Cobbin
アシスタント・エンジニア:Keith Smith, Paul Hicks
イギリス発売日:1997.5.5
アメリカ発売日:1997.5.27
日本発売日:1997.5.17

(2)1986年レコーディング・バージョン
演奏:
Paul McCartney: vocal, piano
Liberty DeVitto: drums
Neil Jason: bass
David Brown: guitar
David Lebolt: synths
録音スタジオ:The Power Station, NY
録音日:1986.8.21
プロデューサー:Paul McCartney, Phil Ramone
エンジニア:Steve Rinkoff, Dave O’Donnell
イギリス発売日:1997.12.15
アメリカ発売日:未発表
日本発売日:未発表

歌詞・コード
A
Someone’s gone out fishing
E7sus4        E6
Someone’s high and dry
A         A/C#       D      E7sus4 E7
Someone’s on a mission to the lonely Lorelei
A        A7/G     F#m7     Fmaj7 F6
Some folk’s got a vision of a castle in the sky
A             E7sus4  A E7sus4 E7
And I’m left stranded, wond’ring why

You and me together
Nothing feels so good
Even if I get a medal from my local neighbourhood
I won’t need a castle, they’ve got castles in Versailles
A             D/E    A
And I’m still stranded, wond’ring why

A A/B A/C# Dm        G Am7 G/B
Make it a beautiful night for me
C          F Fadd9 F6 Fmaj7
It’s a beautiful night for love
Dm          Esus4   E7   A A Asus4 A
A wonderful sight for lovers of love to behold
A A/B A/C# Dm        G Am7 G/B
Make it a beautiful night for me
It’s a beautiful night for love
Dm          Esus4  E7    A
A wonderful sight for lovers of love to behold

A/C# A/D Esus4 E7

Some boat’s on the ocean
We’re here in this room
Seems to me the perfect way to spend an afternoon
We can look for castles, pretty castles in the sky
No more wond’ring, wond’ring why

F#m             A
Things can go wrong, things can go right
F#m     D       A
Things can go bump in the dead of the night
F#m        A
So let me be there, let me be there
F#m      D             A
Let me be there with you, in the dead of the night

Make it a beautiful night for me
It’s a beautiful night for love
A wonderful sight for lovers of love to behold
Make it a beautiful night for me
It’s a beautiful night for love
A wonderful sight for lovers of love to behold
A A/C# A/D Esus4
Yeah, it’s a beautiful night
E6           A
Yeah, it’s a beautiful night

F#m        D         A
Yeah, beautiful night, beautiful night
F#m       D           A
Yeah, it’s such a beautiful night, beautiful, beautiful night
F#m        D          A
Beautiful night, beautiful night, beautiful night

(c) 1987, 1997 MPL Communications, Inc.