ポール・マッカートニーのファンサイト(非公認)。ポール・マッカートニーやビートルズの最新ニュース、アルバム・楽曲の解説、ライブ・ツアー記録、新譜・テレビ放送等。

2011McCartney II Remastered

Coming Up

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作詞作曲:Paul McCartney
収録時間:(1)3分52秒 (2)3分47秒 (3)4分8秒 (4)3分31秒 (5)3分28秒 (6)5分18秒 (7)4分55秒 (8)3分50秒 (9)3分26秒
収録アルバム:(1)McCartneyⅡ (3)Concerts For The People Of Kampuchea (4)All The Best (5)All The Best (US) (6)Tripping The Live Fantastic (7)Knebworth The Album (8)Wingspan (9)Back In The U.S., Back In The World
収録シングル:(1)(2)Coming Up

1979年夏に、ポールが自宅スコットランドのスタジオにおいて、テクノポップに影響されてポール1人ですべての楽器を演奏して製作されたアルバム『McCartneyⅡ』からのファースト・シングルで、全米1位、全英2位を獲得した大ヒット曲。1980年代のポールを代表する曲で、ポールがソロ・アーティストとして全米1位を獲得した最後の曲でもある。
アルバム『McCartneyⅡ』は元々、公式にアルバムとして発表するつもりはなく、ポールのライフワークの1つとして製作されたものであるので、この曲もアドリブで作り上げられたものである。それは、ウィングスとして活動して約8年が経過し、ポールもバンドとしてではなく、個人的な趣味の範疇で何か新しい音楽を模索していたのが影響している。
「曲を書くこと、つまり、新しい曲を作ることっていうのは、結果がどうであれ、魅力的な経験なんだ。ある人は僕に『君はマジックを信じるかい?』って聞くけど、僕は『そうさ! 僕の娘が生まれた時はマジックのようだった。魔法使いのようだったよ。』って答えるんだ。曲が出来上がるのも同じようなマジックだと思うんだ。曲がどうやって作られるのか、曲自体が何なのかわからないけど、人間の本能の一部なんだよ。」(ポール)
「この曲は、僕がスコットランドの農場で作ったものなんだ。そこでは、自分の研究を実験室の中で自分の世界に閉じこもってやるちょっと狂った教授のように、僕1人だけでこの曲をちょこっと作ったんだ。僕が1人で曲を作るときは、この教授のようになっていると思うよ。自分自身だけに没頭して、気が狂った人のようにね。でもこういうやり方が好きなんだ。」(ポール)
「ジョン・レノンとレコーディングをしていた奴に聞いたんだけど、ジョンが不精をしていたとき、この曲を聴いて『くそ! ポールっていい曲書くじゃないか!』って言ったらしい。どうやら、それがジョンが再びレコーディングを始めたきっかけらしいよ。それでジョンは『俺の方がうまくやってる!』なんて思っていたんだろうね。いい話じゃないか。」(ポール)

この曲のプロモビデオも製作されており、ロンドンから南へ下った郊外ワンズワースの「Ewards TV」のスタジオで、1980年5月26日と27日の2日間で、キース・マクミラン監督のもと撮影された。
ポール1人で全ての楽器を担当しているのになぞって、プロモビデオもポールが1人10役、リンダが1人2役、総勢12人のバンドとして登場する。1役ずつビデオを撮影していくので、撮影だけで合計25時間も要したという。ポールとリンダが扮しているこのバンドは「Plastic Macs」と名付けられ、ポールは1965年頃のビートルズ時代のポール、ハンク・マービン、ロン・メイル、デイブ・ギルモア、アンディー・マッケイ、バディー・ホリーなどに、リンダは女性シンガーと男性シンガーに扮している。
「ビデオの中で、僕が大好きな場面があるんだ。ステージの中でサックス・プレイヤーのポールが別のミュージシャンのポールと視線を交わすんだよ。これはポールのアイデアで、すべて計算の上でのことなんだけど、この演出はとてもうまく生きているよね。もう一つそういう場面があって、二人のギタリストが目を合わせてお互いにギターを振り上げるんだ。こういう細かいところで雰囲気が出ていて、とてもいいなあ。本当のバンドになりきっているよね。」(キース・マクミラン)。このプロモビデオは、ポールが1980年にサタデー・ナイト・ライブに出演したときにも放送された。

この曲を発表した前後から、ほとんどのライブで演奏しており、公式ライブ盤やベストアルバムにも収録されているため、バージョン違いはかなり多い。公式で発表されているだけでも9つのバージョンが存在する。
シングルとして発売されたときは、B面に1979年12月17日グラスゴー公演でのウィングスの演奏を編集して収録したが、アメリカで全米1位までヒットしたのはこちらのライブバージョン。それゆえ、アメリカで発売されたベスト盤『All The Best』『Wingspan』には、ジャケットの曲目に特に明記されていないが、こちらのライブバージョンが収録されている。ただし、シングルB面に収録されたライブバージョンよりは少し収録時間が短く、演奏後のMCがかなりカットされている。
また、イギリスや日本で発売されたベスト盤『All The Best』にはスタジオ録音版が収録されているが、オリジナルのLP盤より少しスピードが速い。さらに、ベスト盤『Wingspan』のイギリス盤・日本盤には少し違ったミックスが収録されており、それは1回目のサックスソロの前に、シンセで奏でるサックスが右側チャンネルに長く残っていることから違いが分かる。

ポールはこの曲をライブで、1979年のイギリスツアー、1989-90年のゲットバックツアー、1993年のニューワールド・ツアー、2002-03年のワールドツアー(2003年ヨーロッパツアーは途中まで)で演奏している。
1989-90年で演奏されたときは、2番のボーカルをヘイミッシュ・シチュアートが担当し、さらに間奏ではドラムソロを挿入し、ディスコ風にアレンジした。2002-03年のワールドツアーで演奏されたときは、終盤のサビの繰り返しを1回少なくした。
公式盤に収録された以外のライブのうち、サウンドボード録音では以下のブートで聴くことができる。
また、アルバム『McCartneyⅡ』のアウトテイクとして、5分26秒の完全版をブートで聴くことができる。
なお、ベスト盤『Wingspan』が発売された時にこの曲がリミックスされて、5分20秒の「Linus Loves Mix」と3分5秒の「Zak’s Mix」として、12インチプロモ盤として配られた。これらは(21)のブートで聴くことができる。

(10)『McCartneyⅡ』アウトテイク
Eggs Up (Disc 2) (Masterfraction — MFCD 016)
The Lost Mccartney II Album – CD 2 (Birthday Records — BR 042)
The Lost McCartney Album (Disc 2) (Voxx — VOXX 0007-02)
The Original McCartney II Double Album (Ram Records — RAM 004)
Alternate Takes 1979-1981 (TJT Productions — TJT-056)
(11)1979年12月17日グラスゴー公演(完全版)
Last Flight – Disc 2 (Vigotone — vigotone 165)
(12)1989年ツアーリハーサル
Oobu Joobu Part 13 (Yellow Cat — YC 057)
(13)1990年1月23日ロンドン公演
Welcome To Wombley – CD 1 (Voxx — VOXX 0003-01)
(14)1990年4月1日バークレー公演
Berkeley Concert 1990 (CD 2) (Yellow Cat Records — YC 008)
A Dream Apart (Big Music — BIG028)
(15)1990年4月20日リオ公演
Live On TV In Rio – Part 1 (Ram Records — RAM 007)
(16)1989-1990年演奏場所不明
公式ビデオ『Get Back』
公式ビデオ『Going Home』
(17)1990年6月28日リバプール公演
Imagine In Liverpool (The Comeback) (Red Phantom — RPCD 1025)
Radio One’s Liverpool Concert June 1990 (FM) (Liverpool Concert) (Goblin Records — CD3004)
(18)1990年7月4日ワシントン公演
Live at Robert F Kennedy Stadium Part2 (Label Unknown)
4th Of July (CD 1) (Yellow Cat Records — YC 009)
Independance Day (Disc 1) (Red Phantom — RPCD 2135/36)
(19)1993年6月15日シャーロット公演
Out In The Crowd (Nikko Records NK 005-06)
Goodbye America 1993 (Live Storm — LSCD 51272)
Hope Of Deliverance Live (Not Guilty — NG370993)
Hot Night In Charlotte Disc 1 (Star — Star 008)
Live Tonight Disc 1 (Crystal Cat Records — CC340)
The Magical US Tour (Flashback — Flash 07.93.0216)
(20)1993年11月15日東京公演
Live In Argentina Special (DVD 1) (Unknown — none)
(21)『Wingspan』Remix
Macca Mixes (Yellow Cat — YC 071)
(22)2002年4月24日ワシントン公演
Driving Macca! (Label Unknown)
(23)2002年5月15日タンパ公演
Live In Tampa Florida 2002 (Night Hawk)

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(1)(4)(5)(8)
演奏:
Paul McCartney: All Instruments and Voices
録音スタジオ:Peasmarsh, East Sussex, Spirit Of Ranachan Studio, Scotland
録音日:1979.6-7
プロデューサー:Paul McCartney
エンジニア:Paul McCartney
イギリス発売日:1980.4.11
アメリカ発売日:1980.4.14
日本発売日:1980.5.5

(2)(5)
演奏:
Paul McCartney: Vocal, Bass
Linda McCartney: Keyboards, Backing Vocal
Denny Laine: Electric Guitar, Backing Vocal
Laurence Juber: Electric Guitar, Backing Vocal
Steve Holly: Drums
Tony Dorsey: Tromborn
Thaddeus Richard: Saxophone
Steve Howerd: Trumpet
Howie Casey: Saxophone
録音スタジオ:live from Glasgow, Scotland
録音日:1979.12.17
プロデューサー:Paul McCartney
エンジニア:Paul McCartney
イギリス発売日:1980.4.11
アメリカ発売日:1980.4.14
日本発売日:1980.5.5

(3)
演奏:
Paul McCartney: Vocal, Bass
Linda McCartney: Keyboards, Backing Vocal
Denny Laine: Electric Guitar, Backing Vocal
Laurence Juber: Electric Guitar, Backing Vocal
Steve Holly: Drums
Tony Dorsey: Tromborn
Thaddeus Richard: Saxophone
Steve Howerd: Trumpet
Howie Casey: Saxophone
録音スタジオ:live from Hammarsmith Odeon, London
録音日:1979.12.29
プロデューサー:Chris Thomas
エンジニア:Bill Price, Dick Allott, Geoff Davis, John Walls
イギリス発売日:1980.4.3
アメリカ発売日:1980.3.30
日本発売日:1980.4.28

(6)
演奏:
Paul McCartney: Bass, Vocal
Linda McCartney: Keyboards, Backing Vocal
Paul “Wix” Wickens: Keyboards, Backing Vocal
Chris Whitten: Drums
Robbie Mclntosh: Electric Guitar, Backing Vocal
Hamish Stuart: Electric Guitar, Vocal
録音スタジオ:live from Tokyo
録音日:1990.3.3
プロデューサー:Paul McCartney, Bob Clearmountain, Peter Henderson
エンジニア:Bob Clearmountain
イギリス発売日:1990.11.5
アメリカ発売日:1990.11.6
日本発売日:1990.11.5

(7)
演奏:
Paul McCartney: Bass, Vocal
Linda McCartney: Keyboards, Backing Vocal
Paul “Wix” Wickens: Keyboards, Backing Vocal
Chris Whitten: Drums
Robbie Mclntosh: Electric Guitar, Backing Vocal
Hamish Stuart: Electric Guitar, Vocal
録音スタジオ:live from Knebworth
録音日:1990.6.30
プロデューサー:Paul McCartney, Bob Clearmountain, Peter Henderson
エンジニア:Bob Clearmountain
イギリス発売日:1990.8.6
アメリカ発売日:1990.8.7
日本発売日:1990.8.30

(9)
演奏:
Paul McCartney: Vocal, Bass
Rusty Anderson: Backing Vocal, Guitar
Brain Ray: Backing Vocal, Guitar
Paul “Wix” Wickens: Backing Vocal, Acoustic Guitar
Abe Raboriel Jr.: Backing Vocal, Drums
録音スタジオ:live from New York
録音日:2002.4.26
プロデューサー:Paul McCartney
エンジニア:David Kahne
イギリス発売日:2003.3.17
アメリカ発売日:2002.11.26
日本発売日:2002.11.13

歌詞・コード
E
You Want A Love To Last Forever
One That Will Never Fade Away
I Want To Help You With Your Problem
Stick Around, I Say

A    E
Coming Up, Coming Up, Yeah
A
Coming Up Like A Flower
E
Coming Up, I Say

You Want A Friend You- Can Rely On
One Who Will Never Fade Away
And If You’re Searching For An Answer
Stick Around. I Say

It’s Coming Up, It’s Coming Up
It’s Coming Up Like A Flower
It’s Coming Up. Yeah

You Want Some Peace And Understanding
So Everybody Can Be Free
I Know That We Can Get Together
We Can Make It, Stick With Me

It’s Coming Up, It’s Coming Up
It’s Coming Up Like A Flower
It’s Coming Up For You And Me

Coming Up, Coming Up
It’s Coming Up, It’s Coming Up, I Say
It’s Coming Up Like A Flower
It’s Coming Up
I Feel It In My Bones

You Want A Better Kind Of Future
One That Everyone Can Share
You’re Not Alone, We All Could Use It
Stick Around We’re Nearly There

It’s Coming Up, It’s Coming Up Everywhere
It’s Coming Up Like A Flower
It’s Coming Up For All To Share
It’s Coming Up, Yeah
It’s Coming Up, Anyway
It’s Coming Up Like A Flower
Coming Up

(c) 1980 MPL Communications, Ltd.